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 五輪が始まったブラジル・リオデジャネイロの観光地区イパネマで6日夜、同国を訪れていたポルトガルの教育相が2人組の強盗に襲われる事件があった。犯人のうち1人は現行犯逮捕されたが、もう1人はそのまま逃走。教育相にけがはなかった。

 地元メディアによると、強盗に遭ったのはチアゴ・ロドリゲス氏とその側近。近くにあるコパカバーナ海岸で自転車競技を観戦後、午後6時ごろにホテルに戻る途中の路上で、ナイフを持った強盗2人に襲われた。現金が入った財布や携帯電話を脅し取られたが、強盗のうち男1人が現行犯逮捕されたため、手元に返されたという。

 イパネマはホテルやレストランが並ぶ閑静な地区で、観光客も多い。側近はポルトガルのメディアに「驚いたが、大臣は無事だ」と語った。現行犯逮捕された男は目撃者から暴行されてけがをし、病院で手当てを受けたという。

 リオ五輪は5日夜に開幕。開会式の開催中には会場近くで強盗犯が軍警察に射殺される事件もあった。(リオデジャネイロ)

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