7日午後7時35分ごろ、サンバのイベント中だった東京都杉並区久我山5丁目の商店街で「火炎瓶が投げ込まれた」と110番通報があった。投げ込まれたものによる火で、観客ら1~47歳の男女計15人がやけどなどのけがをしたといい、警視庁が殺人未遂事件として捜査している。
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現場は京王井の頭線富士見ケ丘駅前の商店街で、この日は「七夕まつり」の最終日。高井戸署などによると、サンバのイベント中に近くの3階建て住宅3階付近から祭りの列に火炎瓶のようなものが投げ込まれた。現場からは計6個の火炎瓶の残骸が確認されたという。
署が住宅内を調べたところ、階段付近で住人とみられる60代の男性が首をつった状態で見つかった。男性は意識不明の重体で、地元商店会の依田健治・事業部長(58)によると、この男性が、油が入った瓶と火が付いたガスバーナーがセットになったものを投げ込んでいたという。男性は最近、「祭りがうるさくて嫌だ」などと近所の人に話していたという。
朝日新聞社
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