恵みの雨を願う伝統行事「脚折雨乞」 埼玉 鶴ヶ島

巨大な龍神を担いで恵みの雨を願う4年に1度の伝統行事「脚折雨乞」が、埼玉県鶴ヶ島市で行われました。
鶴ヶ島市に江戸時代から伝わる「脚折雨乞」の行事は、かつて日照りが続いた年に行われていましたが、現在は4年に1度開かれるのが習わしで、国の選択無形民俗文化財に指定されています。
7日は、そろいのはんてん姿の男たち300人ほどが、麦わらや竹で作った龍神・竜の神を担いで、近くの「雷電池」まで練り歩きました。池に到着すると、男たちが合図とともに「龍神」を勢いよく池に担ぎ込み、「雨降れたんじゃく」などと叫びながら龍が暴れている様子を豪快に演じていました。
前回・4年前は、行事が終わるとともに雨が降り始めたということで、見物に訪れた人たちは恵みの雨を期待していました。
訪れた女性は「巨大な龍の姿に圧倒されました。最近、雨が少ないので、適度な雨が降る御利益を望んでいます」と話していました。