東京五輪に向け スポーツにちなんだ音楽祭

文化の分野からも4年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けた機運を高めていこうと、7日夜、都内で、スポーツにちなんだ音楽祭が開かれました。
この音楽祭は、リオデジャネイロオリンピックが開幕したのに合わせて、国内の文化や音楽関係者で作る実行委員会が東京・台東区の東京藝術大学で初めて開きました。
まず、4年後に向けて活躍が期待されるバイオリン奏者やソプラノ歌手など若手音楽家がオペラなどを披露しました。
また、音楽祭では、体操選手が行う前転などの体の動きを衣装に付けられたセンサーが検知して、動きに合わせて美しい音色をピアノが自動で奏でる新たな試みも披露されました。このほか、オリンピックについて学んだ地元の子どもたちが自分たちで作った歌を歌い、会場はあたたかい拍手に包まれました。
訪れた50代の女性は「オリンピックと言えばスポーツというイメージだったので、音楽でも盛り上げるのはよい試みだと思います」と話していました。
実行委員会では、こうした行事を続け、文化の分野からも4年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けた機運を高めていきたいとしています。