お気持ち、8日午後3時表明
毎日新聞
生前退位の意向を示されている天皇陛下は8日午後3時、象徴天皇としての務めについてのお気持ちを「ビデオメッセージ」を通じて表明される。自ら推敲(すいこう)して用意した原稿を読み上げる様子を撮影した映像で、10分程度となる見通し。
陛下は、毎年の誕生日に合わせて行われる記者会見などで思いを述べることはあるが、ご自身の意向で特別な機会を設け、象徴天皇としてのあり方について国民に語りかけるのは異例だ。東日本大震災の際にも陛下のビデオメッセージが公表されたが、被災者に向けた慰めの気持ちなどを述べたもので、自らの立場についてのビデオメッセージは初めて。
ビデオメッセージは宮内庁のホームページで公開されるほか、テレビ各局が放送する予定で、毎日新聞のニュースサイトでも見ることができる。【高島博之】
◆天皇陛下のお気持ちの公表方法
日時 8月8日午後3時
形式 ビデオメッセージと文書
時間 10分程度
方法 宮内庁のホームページや報道機関を通じて公表
言語 文書は日本語と英語