ドーピング問題に揺れたロシア 柔道で最初の金メダル

ドーピング問題に揺れたロシア 柔道で最初の金メダル
ドーピング問題に揺れたロシアが、リオデジャネイロオリンピックの競技が本格的に始まった6日、最初の金メダルを柔道で獲得しました。
リオデジャネイロオリンピックでロシア最初の金メダルを獲得したのは、柔道男子60キロ級のベスラン・ムドラノフ選手です。
おととしの世界選手権で銀メダルを獲得したムドラノフ選手は、準決勝で日本の高藤直寿選手を破って勝ち上がってきたジョージアの選手に一本勝ちしました。
そして決勝でもカザフスタンの選手に優勢勝ちし、ドーピング問題に揺れるなか、母国に最初の金メダルをもたらしました。
ムドラノフ選手は記者会見で、「この金メダルはロシア代表にとって大きな意味を持つと思う。
われわれはやはりできるという証拠だ。
ロシアに大きなプレッシャーをかけられたなか、最初の日に金メダルが取れて、ロシアの人たちは大喜びしているはずだ」と誇らしげに話していました。