2016-08-07

北海道の夏の風習蝋燭出せ

北海道七夕今日である北海道七夕風習として、「蝋燭出せ」というものがある。

♪ろうそく出せ 出せよ

 出さないとかっちゃくぞ

  おまけに食いつくぞ

と家の前で歌うと、お菓子がもらえるという外国でいうハロウィンみたいなものだ。

元々は提灯をもって一件一件めぐり、提灯の中の蝋燭を交換してまわる儀式だったが

いつしか提灯をもたずお菓子だけもらうようになった。たまに老人宅にいくとマジで蝋燭を渡されてがっかりすうことも。

といっても、みんな近所の同じスーパーお菓子を用意するのでもらうお菓子も同じものばかり。

うまい棒か、不二家POPキャンディーか、「宿題できたよ!5時05分ゼリー」というクソまずいゼリー

蝋燭出せ」というだけあって、夕方6時から夜8時くらいの時間帯を子供団体が家々を練り歩いていたので

七夕の日の北海道の各家庭は夜を目安にお菓子を用意する。

俺が子供の頃は、夜8時まで片っ端から知らない家をめぐり、大量にお菓子をゲットしたものだ。

しかし、最近小学校は「明るい時間帯に行くこと」「知らない家には行かないこと」などと注意しており、

それらの注意がされていることを知らない家庭は、まだお菓子を用意していない昼の時間帯に来られたり、お菓子を用意したのに全く子供が来ないという事態になっている。

北海道から引っ越してきた蝋燭出せを知らない家などが、小学校クレームを出すらしい。

でも北海道民は「今日蝋燭出せだよー、お菓子用意するの面倒くさいなー」と言いながらも、いざお菓子を用意すれば子供たちが来るのを楽しみにしている。自分子供の頃は楽しんでいたからだ。

うちも今日夕方お菓子の買い出しに行こうと思っていたら、昼に子供が来てしまった。

「まだお菓子を用意していないから、夜に来てね」と伝えた。やっぱり蝋燭出せとは、夜にやる行事というイメージが捨てきれない。

で、ついさっき近所のスーパーお菓子調達七夕の日のスーパー七夕コーナーがあり、子供に配るためのお菓子が陳列されているが、昨日は大量にあったのに今日ほとんど無くなっていた)して、夕方6時の本番をむかえたが

子供が全くこない。ガッカリである

スーパーからお菓子が消えているということは、もう今の時代子供ほとんど来ないのはわかっていても、どこの家庭も一応用意はするということだ。

蝋燭出せをしている子供団体はたまにうちの前を通るが、うちを完全スルー。よってけよ!

老人だけで住んでいる家庭は、この日に子供が来るのを楽しみにしているというのに。

北海道昔ながらの風習が、北海道から引っ越してきた奴らによって失われつつある。

地元風習も受け入れられないやつは、北海道に住んでいようが道民とは呼べない。ただの部外者

部外者のくせに北海道民の楽しみを邪魔しないでくれ。

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