蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【サッカー】小林7戦連続弾 J日本人最多タイ2016年8月7日 紙面から ◇J1第2S第7節 川崎4−0甲府川崎FW小林が右拳を固く握り、ほえた。J1日本人歴代トップに並ぶ7試合連続得点。当時C大阪の森島寛晃、磐田の高原直泰(現沖縄SV)という偉大な点取り屋に肩を並べ、夏男は「きょうは(ゴールを)取れるんじゃないかなーと思っていた」と涼しい顔で言った。 2点リードの後半11分。MF中村からの浮き球パスの落下地点に走り込んだ。ワントラップから左足を鋭く振り抜いた。「一瞬の隙を逃さなかった。ゴールまで完璧でした」。自身最多得点となる今季13ゴール目を満足そうに振り返った。J1最多記録となる8試合連続得点のサリナス(当時横浜M)にあと1試合。王手をかけた。 けがに悩まされたサッカー人生。3月には日本代表に招集され、アフガニスタン戦に出場するも右足首を負傷。14〜15年には左膝、右太ももなどを痛めて代表を辞退してきた。昨秋に「トレーナーに勧められて」練習中や試合中にマウスピースをするようになった。「けが防止もあったけど、パワーも出せる」と副産物も手に入れた。けがを恐れず、フルパワーでゴールを狙えるようになった。不断の努力が実を結んだ。 前半44分には、大久保も2試合連続となる14点目、通算170号を決めた。リーグ最多得点を誇る川崎の両エースそろい踏みは今季7度目。大久保は8試合連続得点のJ1記録に挑戦する後輩に向け、「楽しんでやってほしい」とエールを送った。小林(K)と大久保(O)。KO弾で打ち破り、年間1位と第2ステージ優勝を引き寄せる。(占部哲也) PR情報
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