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【プロ野球】

G7連勝、村田勝ち越し

2016年8月7日 紙面から

広島−巨人 5回表1死一、二塁、村田は中越えに勝ち越し適時二塁打を放つ=マツダスタジアムで(吉澤敬太撮影)

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◇巨人3−2広島

 巨人が2年ぶりの7連勝を飾った。0−2の2回に長野の左前打で1点を返し、5回に坂本の適時打と村田の二塁打で逆転した。大竹寛が5イニング1/3を2失点で4勝目。広島は黒田が5イニング3失点と粘れず、打線も2度の満塁機を逸し4連敗。

 ついに詰め寄った。2年ぶりの7連勝で4.5差。コイの姿はくっきりと見えている。高橋監督の口元もゆるむ。

 「良い悪い(の波)は1年間ありますからね。今はみんなが良いものを出してくれているだけ。暑かったり、苦しい中でみんなが、集中力を切らさずに良い野球をしてくれていると思います」

 選手へ称賛の声を送った。打っては5回1死三塁から、左前に同点適時打を放った坂本だ。1回の右前打、3回の左前打に続く猛打賞で、8試合連続マルチ安打。1954年の与那嶺要と85年中畑清の球団記録に並んだ。

 「ボール球を振らないように。継続できるよう頑張ります。明日の試合も大事なので」と言葉少なに話すが、さらに2四球。7打席連続での出塁を果たしている。

 キャプテンだけでなく、追い上げの適時打を放った長野、勝ち越し二塁打の村田と打線はつながっている。黒田に11安打を浴びせ、直接対決を制した。

 投げては中継ぎ陣の活躍が光った。6回の1死満塁は戸根が会沢を遊ゴロ併殺打に仕留めて切り抜けた。「最高のピッチングをしてくれた」と高橋監督が目を細めた戸根から、8回はマシソン、9回は沢村とつなげた。

 2戦連続の逆転勝利に手応えは十分。7日の第3戦は高橋監督が「投手の2本柱」と菅野とともに信頼するマイコラスが先発する。気は緩めず、だが機を逃さず。一気に広島をとらえてみせる。 (園田佳子)

 

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