蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】大谷2発でハム60勝到達 ソフトバンクのM点灯阻止2016年8月7日 紙面から
◇日本ハム8−1ソフトバンク日本ハムは大谷の2年ぶりとなる1試合2本塁打で快勝した。1−0の3回に15号2ランを左翼へ放ち、4点リードの7回にはダメ押しの2ランを中越えに運んだ。高梨が6勝目。ソフトバンクは千賀が6イニング5失点で今季初黒星。 圧倒的なパワーで鷹投手陣を粉砕した。日本ハム・大谷が今季初、2014年7月5日以来の1試合2発でソフトバンクのマジック点灯を阻止した。 「勝ちたい気持ちでやってますから。いい打撃ができてよかった」と、結果につながり胸を張った。 本塁打ショーの幕開けは3回無死一塁。千賀の直球に詰まった打球は左翼方向へ高々と上がる。内野が一、二塁間方向に集まる極端な“大谷シフト”をあざ笑うかのように、力でテラス席へ運んだ。 「差し込まれて入らないかな思ったけど、なんとか入ってよかった」。続いて7回1死二塁。左腕・嘉弥真の直球をフルスイングし、中堅左に弾んだ。打数を本塁打数で割って求める本塁打率は、リーグトップのレアード、メヒアを上回る11・38。そして16本のうち8本がソフトバンク戦だ。対戦打率も4割1分7厘と、直接対決になると二刀流の切れ味はさらに増す。栗山監督も「褒めたくないけど尊敬している」と独特の表現で最敬礼だ。 右手マメをつぶした影響もあり、自身初の11戦連続野手スタメンで、その間5本塁打の大活躍。だが、内心穏やかではない。投手調整の遅れも気になり、投げられない悔しさもある。前カード・ロッテ戦の練習では投手練習に集中し過ぎるあまり打撃練習に遅れ、首脳陣に時間の管理を注意されたこともあった。 「投げて勝つのもいいけど、そればかり気にしても仕方ないので」 投げられない悔しさは、今はバットで晴らすのみ。チームは60勝に届いた。「あしたが大事」。試合での気持ちの切り替えができるからこそ、大谷は打てる。 (水足丈夫) PR情報
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