尖閣沖 中国海警局船2隻が一時領海に侵入

7日午前、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船2隻がおよそ40分間にわたって日本の領海に侵入しました。2隻は領海を出たあとも接続水域を航行していて、この水域では正午現在、9隻の中国当局の船が確認されていることから、海上保安本部が警告と監視を続けています。
第11管区海上保安本部によりますと、7日午前10時すぎ、尖閣諸島の魚釣島の西の沖合で中国海警局の船2隻が相次いで日本の領海に侵入しました。
海上保安本部の巡視船が領海から出るよう警告しましたが、2隻はおよそ40分間にわたって領海内を航行したあと10時40分すぎまでに領海から出たということです。
正午現在、この2隻を含め、6日よりも多い9隻の中国当局の船が魚釣島の西およそ28キロから北西35キロの接続水域を航行しているほか、周辺海域には多くの中国漁船が確認されているということで、海上保安本部が警告と監視を続けています。
尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が領海に侵入したのは5日以来で、ことしに入って合わせて22日になります。