北島康介氏 萩野の金メダルは「見据えて取れた金」

競泳男子400メートル個人メドレーを予選、決勝ともに現地で観戦した北島康介さんは、萩野公介選手の金メダルについて、「予選を泳いだ時点で、“勝てる”と手応えを感じていたように見えた。相手がどうこうではなく、自分のレースに徹したことが優勝につながったと思う。4年前のロンドン大会で銅メダルを取ってから、苦しい時期もあったと思う。金メダルを見据えて取れた金メダルなので、彼自身がいちばんうれしいと思う」と話し、期待のかかるなかで結果を出したことをたたえていました。
北島さんは、ことし4月に引退するまで萩野選手と一緒に練習していて、「非常にまじめな子だ。物事に対しまじめに向き合い、妥協しない。ひたむきに頑張って、言われたことをしっかり受け止め、また強くなろうという気持ちが常に出ている選手だった」と振り返りました。
また銅メダルの瀬戸大也選手については「決勝は予選より記録が落ちてしまったが、初のオリンピックでメダルを取ったことは、4年後の東京オリンピックにつながる。上に萩野選手がいる以上、さらに頑張ると思う」としたうえで、「4年後にまた2人が表彰台に上がる姿を見たい」と自身のあとを継ぐように活躍する2人に期待を寄せました。