JASRACとの信託契約について
権利者(作詞者・作曲者・音楽出版者)の皆さまがJASRACに著作権の管理をお任せいただくために締結するのが、「著作権信託契約」です。
著作権信託契約とは?
JASRACは著作権信託契約により、これまでにつくられた作品から今後つくられる作品まで、すべての作品の著作権をお預かりし、権利者の皆さまに代わって管理を行います。音楽のユーザーによって作品が利用された場合には、利用を許諾して使用料を受け取り、管理手数料(コラム参照)を控除したうえで権利者にお届けします。
JASRACは、放送やインターネットでの音楽配信だけでなく、コンサートやカラオケなど、さまざまな分野で利用される音楽の著作権管理を行うため、本部(東京)のほか、全国各地に支部を配置し、きめ細やかな管理を行っています。JASRACにお任せいただければ、安心して創作活動に専念することができます。
- 管理手数料について
- JASRACは、信託契約を締結している皆さまに使用料を分配する際に、管理手数料を差し引き、業務運営のための経費とさせていただいております。
適用する手数料率は、演奏(演奏会、カラオケ等)、放送(放送、有線放送)、録音(CD、DVD等)などの区分ごとに「管理手数料規程(PDF:113KB)」で定め、文化庁に届け出た手数料率の範囲内で決定しています。
現在、実際に適用している料率(実施料率)は以下のとおりです。
お預けいただく範囲の選択について
支分権(演奏権、録音権など)や利用形態(CM送信用録音、インターネットでの音楽配信など)ごとに、JASRACに委託するかどうかをご選択いただけます(「お預けいただく範囲の選択について」)。
「自分のレコード会社でCDを作る機会が多いので、録音する権利はJASRACに預けたくない」、「インターネットでの音楽配信は他の事業者に管理してほしい」という場合には、「録音に関する権利はJASRACに預けない」、「インターネットでの音楽配信以外の権利をJASRACに預ける」といった信託契約を結ぶことも可能です。
信託契約の期間
信託契約の期間は3年間ですが、最初の契約期間は、契約を締結した日から2年を経過した後、最初に到来する3月31日までとなります。信託契約解除のお申し出がなければ、さらに3年間の自動更新となります。更新にあたって、新たな手続きや費用は必要ありません。
「信託契約は誰でも申し込めるの?」