ライフハッカー編集部 - キーパーソン,仕事術 11:00 PM
スピルバーグ監督がハーバード大の卒業スピーチで語ったこと
今年の初め、ハーバード大学の卒業式で、スティーブン・スピルバーグがスピーチを行いました。著名な映画監督であるスピルバーグ氏はスピーチの中で、自分の直感を信じることが大切だと話しています。
スピルバーグ氏がスピーチで話しているように、私たちの意識は、例えば安定した仕事をしろ、問題を避けろ、ルールには全て従え、など「こうするべきだ」といったことを言ってきます。しかし、直感に従えば「すべきこと(Should)」ではなく「できること(Could)」がわかるようになります。スピルバーグ氏は大学2年生の時にどのように大学を中退し、Universal Studiosで仕事を始めたかについて話しています。
人生の最初の25年は、私たちは自分ではなく、外部の声を聞くように教えられます。親や教師たちが私たちの頭の中に知恵や情報を詰め込んでくれ、仕事に就けば上司やメンターが、この世界はがどのような仕組みで動いているかを教えてくれます。こういった権力を持った人たちが言っていることは往々にして理にかなってはいるのですが、時に私たちの頭の中や心の中に、「それは自分の考え方とは違う」という疑いが生まれ始めます。もちろんこういった疑いを持つことなく、周りに従って行くほうが楽ではあります。(中略)
「私には○○ができる」という自分の直感に耳を傾けてください。それこそが、人間を定義するものだからです。私の場合、自分の直感に耳を傾けてから、特定の仕事が私の周りに引き寄せられるようになっていきました。
確固とした直感を培うには時間がかかります。ですから、もしあなたがまだ若く、どのような分野に進んでいいのかかがわからなくても心配することはありません。しかし、自分自身の決断をして自分の直感を信じるためには、教育と経験が重要です。他人のストーリーの脇役ではなく自分自身のストーリーのヒーローになりたいのなら、自分自身の直感に耳を傾けることのできる地点に辿りつかなければならないのです。
Filmmaker Steven Spielberg Speech | Harvard University via The Muse
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