名古屋市西区の住宅で８４歳の女性が殺害されているのが見つかった事件で、強盗殺人の疑いで逮捕された男の姿が、事件があった時間帯に近くの防犯カメラの映像に映っていたことが警察への取材で分かりました。
ことし６月、名古屋市西区則武新町で、駐車場管理会社役員、長谷川槌子さん（８４）の住宅の１階の居間が焼け、この居間で長谷川さんが首を圧迫されて殺害されているのが見つかりました。
警察は５日、住所不定、無職の落合勝大容疑者（２９）を強盗殺人の疑いで逮捕し、６日、検察庁に送りました。
警察の調べによりますと、落合容疑者は当時、近くのインターネットカフェで寝泊まりをしていて、事件があった時間帯に現場近くの防犯カメラの映像に落合容疑者の姿が映っていたことが警察への取材で分かりました。
警察は、この映像などをもとに捜査を進め、落合容疑者に事情を聴いたところ、長谷川さんを殺害して現金を奪ったことを認めたということです。
長谷川さんとは面識がないとみられ、警察は盗み目的で侵入し、自宅にいた長谷川さんと鉢合わせになって殺害した疑いもあるとみて詳しく調べています。