北京=倉重奈苗
2016年8月6日18時45分
中国空軍の申進科報道官は6日、フィリピンやベトナムなどと領有権を争う南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島と、スカボロー礁の周辺空域を「パトロールした」と発表した。南シナ海での中国の主権を否定した常設仲裁裁判所の判決が出た後も、南シナ海での主権を誇示していく姿勢を示したものだ。
申報道官によると、パトロールには最新鋭の「H6K」爆撃機や「スホイ30」など複数機による編成チームがあたり、途中で空中給油も実施したという。申報道官は「中国空軍は67年の歴史上、すでに現代化戦略に備えた態勢を整えた」とし、「南シナ海の警戒監視を常態化し、あらゆる脅威に対抗する能力を高め、海洋権益を守っていく」と強調した。(北京=倉重奈苗)
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朝日新聞国際報道部
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