政府 ジカ熱対策呼びかける動画作成

政府 ジカ熱対策呼びかける動画作成
政府は、リオデジャネイロオリンピックが開かれているブラジルで、今もジカ熱の感染が続いていることから、サンバを踊る女性が、現地ではジカ熱を媒介する蚊への対策を講じるよう呼びかける動画を作成し、インターネット上に公開しました。
リオデジャネイロオリンピックが開幕したブラジルでは、今もジカ熱の感染が続いていますが、期間中、国内から現地への渡航者はおよそ1万人に達すると見込まれています。

このため政府は、オリンピックの開幕に合わせて、注意点を紹介する動画を作成し、インターネット上の動画投稿サイトで公開しました。動画では、ブラジルにちなんでサンバを踊る女性が、ジカ熱は性交渉でも感染するおそれがあるほか、国内でも、感染した人を刺した蚊によってジカ熱の感染が広がるおそれがあることなどを紹介しています。そして、現地では長袖を着たり、虫よけスプレーを使ったりするなどして、蚊への対策を講じるよう呼びかけています。

動画を作成した内閣官房国際感染症対策室の山田安秀室長は「現地に渡航した若い観戦客を意識してサンバ編の分かりやすい動画を作った。現地は冬といっても気温は30度に達するところもあるので、対策を講じてほしい」と話しています。