河野正樹
2016年8月7日04時10分
■マイリンダ・ケルメンディ(コソボ・柔道)
2回目の五輪で、マイリンダ・ケルメンディは初めて祖国の旗を握りしめた。
5日の開会式。コソボの代表として行進する夢がかなった。しかも旗手として。「私にとっても、国にとっても歴史的な瞬間。旗手は光栄なこと」とやや硬い表情で、選手団の先頭を切って歩いた。
4年前のロンドン五輪には、コソボの隣国、アルバニアの代表として出場した。国際オリンピック委員会(IOC)が、ロシアや中国などが独立国と認めていないコソボを承認しなかったためだ。柔道選手として世界の頂点を狙えるほど有望な彼女の元には、金メダルが欲しい国から給与付きの国籍変更のオファーがいくつも届いた。
両親に仕事がなく、貧しかった…
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