冷凍カツ横流し 処理業者会長を詐欺などの疑いで再逮捕へ

冷凍カツ横流し 処理業者会長を詐欺などの疑いで再逮捕へ
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廃棄処分されるはずだったカレーチェーン店の冷凍のビーフカツを横流ししたとして愛知県の廃棄物処理業者の会長らが逮捕された事件で、警察は、会長がカレーチェーン店を展開する会社から廃棄処分の費用およそ30万円をだまし取ったとして、1日にも詐欺などの疑いで再逮捕する方針です。
愛知県稲沢市の廃棄物処理業者「ダイコー」の会長、大西一幸容疑者(75)は、カレーチェーン店の「CoCo壱番屋」を展開する「壱番屋」から、異物が混入したおそれがあるとして廃棄処分を委託された冷凍のビーフカツ3万6000枚余りを、岐阜県の食品関連会社「みのりフーズ」に食品として横流ししたとして、食品衛生法違反の疑いで逮捕されました。
警察のこれまでの調べによりますと、大西会長は「壱番屋」から廃棄処分の費用としておよそ28万円を受け取り、委託を受けた5日後には「すべて堆肥として処理した」と伝えていたということです。
警察は、1日にも、廃棄処分する費用をだまし取った詐欺などの疑いで大西会長を再逮捕する方針です。
弁護士によりますと、大西会長は「会社の運転資金に困り、金が欲しかった」などと供述しているということです。