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 名古屋大学病院(名古屋市昭和区)は1日、臨床工学技士の男性3人が医療機器関連会社から接待を受けたり、商品券をもらったりしていたと発表した。うち退職した50代の技士を除く2人を減給などの懲戒処分にした。

 病院によると、3人は2010~15年、業者の負担でそれぞれ2~5回、1回平均1万円程度の飲食接待を受けた。退職した技士は商品券2万円分をもらったり、夜勤時に弁当を買いに行かせたりもしていた。

 また、3人は11~15年の約5年間、無届けで別の学校法人の非常勤講師を務め、報酬を得ていた。

 辞めた技士の申し出で発覚した。同病院は40代の技士を平均賃金半日分の減給、30代の技士を譴責(けんせき)の処分にした。

 名大病院の担当者は、「倫理規定の研修をするなどして再発防止に取り組む」としている。