2016年8月6日05時00分
9月の民進党代表選で本命視される蓮舫代表代行が5日、名乗りを上げた。野党共闘を進めた岡田克也代表の後継とも目されるが、「蓮舫路線」を掲げて自立を強調。憲法改正への対応では「9条を守りつつ積極的に議論する」と語り、党内の保守、リベラル双方に目配りする姿勢を見せた。小池百合子東京都知事ら女性政治家の台頭を踏まえ、「ガラスの天井は壊したい」との意欲も示した。
蓮舫氏は会見で、立候補について「向き合うべきは巨大な壁、大きな与党。スカイツリーというレベルではなく、富士山から飛び降りるくらいの覚悟だ」と表現した。所属グループを率いる野田佳彦元首相や、岡田氏らを念頭に「執行部側が裏で実権を握る」(中堅議員)との見方が党内にあることも意識し、「私がめざすのは蓮舫路線」ともアピールした。
蓮舫氏は今週、リベラルから保守まで幅広い党内勢力の重鎮や幹部と相次いで会談。会見では、「いろんな人と党の今後について話をした。ぜひ私が先頭に立ってやりたいと思った」と語り、自らの判断で出馬に踏み切ったと強調した。
憲法改正については、憲法9条…
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