以前より、ことあるごとに必要性を感じていた家庭用プリンタ。
皆さんも年に数回は、プリンタがあればいいな、欲しいな、無いので困った、という経験があるのではないでしょうか?
私は結構あります。
その都度、会社で印刷したり、友人宅で印刷したり、コンビニでコピーしたり、と印刷業界を渡り歩いてきました。
そんな渡り鳥のような生活にも嫌気がさし、このたびプリンタを購入する運びとなりましたので、印刷初心者ではありますがレビューを書きたいと思います。
購入するにあたって、おそらくこの商品の最大のライバルであろうエプソンの「カラリオ EP-808A」と比較したので、比較内容も記載したいと思います。
皆様の印刷ライフの参考になれば幸いです。
家庭用プリンタの必要性
そもそも、なぜ必要になったのかと言いますと、公的文書の作成、および提出です。
現在、様々な公的文書は、フォームがダウンロードできるようになっています。
そのためわざわざ手書きするよりも、綺麗で手間が省ける印刷を選びました。
というか、手書きはほぼ不可能です。気が遠くなる上に失敗するとやり直しです。
それ以外の一般的なプリンタの用途としては、こんな感じでしょう。
公的文書の印刷
今回の私のケースです。委任状作成や登記関連の申請書、会社の定款作成など、自分では到底思い浮かばないような文章を書く必要があり、Webでダウンロードできるフォーマットを使う以外考えられませんw
写真の印刷
最近は写真といえばほとんどがデジカメかスマホですよね。
液晶画面でも見られますが、大事な写真やお気に入りは、やはり現像して飾ったり、アルバムにしたいですよね。
チケット類の印刷(航空券eチケットなど)
以外と、気づかなかったのがチケット関係です。たまたま直近で飛行機に乗る機会があり、その時はわざわざ友人宅で印刷させていただきました。時間も手間もかかる上に、相手の都合も関係してきます。
年賀状作成など
年に一度、年賀状は写真屋さんにお願いしていましたが、結構出費がかさむ上に、宛先などは手書き、写真も自由に編集できないなど、痒いところに手が届かない感が否めませんでした。
費用対効果
買うからには費用に見合った働きをしてもらわないといけません。ちなみに、私はヤマダ電機で購入し、本体(インク付き)とA4用紙で税込14,800円弱でした。
2016年8月5日時点での価格コム最安価格が税込13,400円で、用紙は付いていないので、すぐに手に入ることも考慮すると私にとっては許せる範囲でした。
この13,400円という金額は、十分に元を取れる金額だと思います。
時間で考えてみましょう
単純な話ですが、あなたの時給が1000円だとすると、約13時間。
このプリンタによって短縮されるであろうあなたの時間が、13時間を越えた時点で、購入する意味はあるでしょう。
・コンビニにコピーしに行く:30分
・友人宅でプリントアウトしてもらう:1時間
・年賀状の宛名を手書きする:2時間
・ネットカフェでプリントアウトする:1時間 ネカフェ代も必要
書き出せばキリがないですが、13時間分の働きなんてあっという間にしてくれます。
製品比較 エプソン「カラリオ EP-808A」
比較対象はエプソン「カラリオ EP-808A」です。
「Canon PIXUS MG7730」と「EPSON カラリオ EP-808A」は、価格コムでも人気ランキングが1位、2位と、かなり類似点の多い製品のため、どちらもすごく良い製品であることに間違いはありません。
逆に言うと何を根拠に選べばいいのかが分かりづらくて困るとも言えます。
では、どちらか決められないあなたのために、選定ポイントをご説明します。
価格帯
金額は、正直いってほぼ変わりません。
本体価格、用紙代、インク代、どれをとってもほぼ同じです。
若干の差はありますが、大差ないので金額を理由に選定するのはおすすめできません。
利用用途
ここが最も大きな選定ポイントになると思います。
これらの2製品は、使用しているインクに若干の違いがあります。
写真や画像を印刷することが多い場合
「EPSON カラリオ EP-808A」は、6色の染料インクを利用しています。
染料インクは、色調、発色が繊細で色の再現性が高いとされており、写真や画像などの印刷に適しています。
文章を印刷することが多い場合
「Canon PIXUS MG7730」は、5色の染料インク(黒を含む)+黒色の顔料インクを利用します。
つまり、黒だけは顔料インク、染料インクの2本あるということです。
顔料インクは、色がくっきり出て、にじみが少ないという性質があるため、文字の印刷やビジネス文書には向いています。
写真や画像の印刷が主目的で、たまに文章も印刷するけど、別にビジネスで利用するものではない、という方であれば、より多くの色の染料インクを利用している「EPSON カラリオ EP-808A」がおすすめです。
私の場合は、文章を印刷することも多いため、黒色の顔料インクを利用している「Canon PIXUS MG7730」を選ぶことにしました。
ちなみに、ヤマダ電機にて、印刷された写真を比較しましたが正直違いは分かりませんでした。。。
サイズ
これも割と重要なポイントだと思います。
「EPSON カラリオ EP-808A」の方が、一回りほど小さいです。
これは、現在販売されているA4サイズのインクジェットプリンタの中で、一番小さいとのことです。
正直、ぱっと見でもかなりの違いがあります。
「EPSON カラリオ EP-808A」 (幅390mm、奥行341mm、高さ141mm)
「Canon PIXUS MG7730」 (幅435mm、奥行370mm、高さ148mm)
例えるなら、MacBookPro13インチか、15インチというような感じでしょうか。
給紙方法
手差しの給紙方法の違いにより、極端に厚みのある紙に印刷する必要がある場合は「EPSON カラリオ EP-808A」の方が良いみたいです。
極端に厚みのある紙というは、なかなか想像できないと思いますが、用途としては飲食店のメニューとかそういうものでしょうか。
ハガキや、写真、一般的に利用が想像されるものに関してはあまり関係ないです。
その他
細かい部分ですが、「EPSON カラリオ EP-808A」にはUSBメモリを直接接続して印刷できる機能と赤外線通信機能があります。
Canon PIXUS MG7730 レビュー!
では、実際に利用してみた感想に入っていきましょう。
ちなみに、私はインフラSE経験があるため、IT機器全般に対しての知識はそれなりに有しているつもりですし、仕事でプリンタの初期セットアップなどは豊富に経験していますので、参考になるかと思います。
見た目はこんな感じです。そんなに邪魔になるくらい大きいわけではないです。
色は、白か黒にしようと思ってましたが、なぜかこのゴールドを選んでしまっていましたw
開梱から利用に至るまで
開梱は、どのプリンタも同じだと思いますので割愛します。
問題はそこから先ですが、正直驚きました。
というのも、利用開始までにかかる時間がものすごく短い!!
ハコ開ける ➡ 電源入れる ➡️ インク挿す ➡️ 無線LAN設定 ➡️ 印刷
これだけです。
タイトルにも記載しましたが、私は普段利用するパソコンとしてMacを使っており、印刷にはMac対応で、AriPrintが可能な物を探していました。もちろん「Canon PIXUS MG7730」は対応しているから購入したわけですが、ここまで楽になっているとは。
過去、仕事で出会ってきたプリンタはというと
ハコ開 ➡️ 電源入 ➡️ インク挿 ➡️ プリンタにIPアドレス設定 ➡️ プリンタを利用する全てのパソコンにプリンタドライバインストール ➡️ パソコンでプリンタの設定。。。。etc
書くだけでも疲れます!
時代の進化なのか、AirPrintすごいです。
ドライバ入れなくていいの?プリンタ固定IPじゃなくていいの?と言ってる間に印刷されてます。
クラウド印刷
なんでもクラウドってつけたらいいわけじゃ無いですよ。でも、これはまさにクラウド印刷ですね。
例えば、Googleドライブに入っている写真やドキュメントを、プリンタの操作だけで印刷できます。また、プリンタでスキャンしたデータをそのままGoogleドライブにアップロードすることができます。
他にも、EvernoteやFacebook、Twitter、もはやなんでもありです。なんでもできます。
この機能、よくよく考えるとめちゃめちゃ便利です。笑えてきます。外出先で写真を撮影し、Googleドライブに入れておくだけで、家に居る人間が勝手に印刷、写真の現像ができます。今までは、間にパソコンを通して印刷する必要がありましたが、これならプリンタだけです出来ます!
スマホからダイレクト印刷
Canonの専用アプリをインストールするだけで、あとはスマホで写真を選び印刷するだけ、WiFi経由で通信して、綺麗に印刷されて出てきます。
家に居る時であれば、スマホを操作するだけで直接プリンタに印刷ジョブを投げてくれるので、とても便利です。
その他
スキャンやコピーなんかは当然そつなくこなしてくれます。
まとめ
これは買いだと思います!
プリンタを持っていない人はもちろんのこと、買い替えを検討されている人にとっても、是非おすすめできる商品だと思います。