@takumitoxin
だれでも
シン・ゴジラに関して「会議で何を話してるのかよくわからなかった…」という感想をチラホラ聞くので、会議で何が話されていたのか、専門用語なしの超絶わかりやすい会話に変換してみたので、わからなかった人は読んでみてください↓タップ
東京湾からいきなり水蒸気ブッシャー!
海底トンネルも壊れて人が死んじゃったかも!ヤバい!
さて、ここから最初の会議
「なんか凄い事起きてるけど、あれどういう事?」
「海底火山かな」
「どっかの国の潜水艦が爆発したんじゃね」
「いや東京湾浅いから!潜水艦とか通れねーし」
「やっぱ海底火山で決まりだろ」
「でも水蒸気だけだよ?火山なら煙出ね?」
「あそっか…」
「つーか火山がないってわかってる場所にしかトンネル作んねーから!」
「巨大生物かもよ…動画撮った人いるし」
「そんなのいるわけねーだろあほか!」
「海が沸騰してんだぞ、てことは100℃以上ってことだぞ、そんなアツアツの生き物いねーべ!」
「もういいよ海底火山で。もっと人集めてどうすっか考えるべ」
移動
「えーと、まあ色々ありまして」
「…あ、テレビつけて!」
「うわーでっかいシッポや!」
「会議中止!偉いやつだけ総理の部屋に集合!」
移動
「マジで生き物じゃん」
「正体突き止めようぜ」
「それよりどうするか考える方が先だろ」
「あそっか…」
「ほっとくか、殺すか、追い出すかのどれかだな…」
「魚雷とか撃ったら逃げんじゃね?」
「でもそんな事で自衛隊使ったこと今までねーしなー」
「とりあえず生き物に詳しい奴呼んだわ」
専門家「尻尾だけじゃかわからん」
専門家「見てみないとわからん」
専門家「映像が本物かもわからん」
「だめだアイツら話になんねー!」
「誰かいねーの?他に」
「俺の知り合いちょっと生き物詳しいっす」
「アタシが見たところ、これ足あるっぽいっすね…」
「え じゃあ陸に上がってくんの?」
「専門家は陸には上がんねーって言ってんぞ、自分の重さを支えられないはずだって」
「いやもう支えてるように見えるけど。陸にもあがれると思う」
「どっちだよ!」
「専門家が上がれねーって言ってんだから上がれねーべ」
「じゃあそう発表するよ!いいな?」
「まだわかんないから、適当なことは言わない方がいいよ」
会見「国民のみんな!陸には上がってこないから安心してね!イエーイ!…え?…上がって来た!?」
―ゴジラ第2形態ちゃん、街をこわしまくる―
「うーわどうしようこれ…すげー人死んでるよ絶対」
「米軍よぶべ!」
「いや自分の国の事なんだから自衛隊だろ、つーかまずは避難が先だ!」
「武器使わせんの、どういう理由にする?戦争終わってから一回もやった事ねーぞ?」
「だよな、相手が国じゃなきゃダメって決まってるしな…」
「生物は国じゃねーもんな…」
「んな事言ってる場合か!人がいっぱい殺されてんだぞ!自衛隊しか倒せねーべ!」
「え…どうしよう、国の中で自衛隊が戦うんでしょ…うわーどうしよう…」
「早く決めろよ!」
「いやちょっと待って、今考えてるから…えぇ~まじかぁー…」
「おい!!」
「よし決めた!!自衛隊武器使ってよし!!」
テレビ「自衛隊が武器使うの決まりました!!戦後初だってよ!!」
「まーこれで一安心だな」
「あのでかい生物殺したら、それで一儲けして復興の金にすっか」
「だなw」
「おい、舐めてかかって戦争負けていっぱい人死んだの覚えてっか」
「…」
自衛隊
「こんな事初めてだな…どうする、行きたい奴だけにする?」
「みんなで順番に行きます!俺ら、入った時から覚悟できてるっす!」
会議室
「生物の動き、止まったらしいよ!」
「え、どれ」
―ゴジラちゃん、第3形態へ華麗に進化―
「すげー…し、進化や」
「ポケモンかよ…」
隊員
「攻撃しにきたけど、聞いてたんと形がちゃう!」
「とりあえず攻撃はできますけど、どうしますか?」
防衛大臣
「マジで始めちゃっていいでんすね??ほんとに撃ちますよ!!」
総理
「う、うん…。やれ!!」
と、まだ全然序盤ですが、書いてて疲れてきちゃったのでこの辺にしときます。。。すいません
まあとにかく、ただいきなり怪獣が出てきて、すぐ自衛隊が攻撃する、といった描写では
アクションと刺激を求める人にはいいかもしれませんが
本当に国が大変な事態になっているという事も、ゴジラの脅威もイマイチ伝わらないと思います
こういった会議や閣議決定、公式発表、自衛隊の出動といった現実的な手順を丁寧に積み重ねる事によって
巨大な国家組織がゆっくりと動いている事も
自衛隊という実質上の軍隊の戦力の強大もしっかり描き
最終的にはその総力戦が全て効果を与えられず
爆煙の中から悠然と現れる無傷のゴジラを見て会議室がどよめく、といった演出に至る事で
ゴジラの規格外の強さが最大限に際立つ。という効果を持っている意味においても
シンゴジラの会議シーンは非常に重要で必要不可欠なものだと思います。
後半に進むにつれ、会議シーンはどんどん面白さを増すんですが、面倒になったのでいつかまた気が向いたら書くかも。
1回目は何話してるかわからなかったという方も、この会話に置き換えて考えれば簡単だと思うので
2回目はより理解して楽しんで頂ければ幸いです。