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月の物語 作者:ます
2/2

始まり2

また短いです(^^ゞ
二人は先ほどまで女性が寄りかかっていた家の脇まで移動して二人でしゃがみ、少女が女性の声に耳を傾ける。女性はそんな少女の様子を見ながら歌い出す。

(小さな月の男の子
忍者の子供の肩の上
小さな子リスと肩の上
忍者は走る
風の様
川を越え
森を抜け
綺麗に光る花畑
二人と一匹大冒険
そろそろ夜が明ける頃
ま〜るい大きなお月様
聞こえて来るよ
呼び声が
月の子供を呼ぶ声が
帰っておいでと月の声
忍者の子供に宝物
また逢う約束と
半月みたいな宝石を
必ず逢いに来るからと……)

ここまで歌うと、向こうから女性が駆け寄って来た。

「稲亜、(いあ)ちゃん!!」

少女が嬉しそうに声を上げる。

「お母さん!! 」

「良かった見つかって。ケガして無い? ごめんね。一人にして」

お母さんが謝りながら、稲亜ちゃんを抱きしめる。稲亜ちゃんも抱き返しながらお母さんに伝えようと喋る。

「怪我して無いよ。それにお姉さんが、一緒に居てくれたから大丈夫だったよ」

稲亜ちゃんに言われてお母さんは慌てて女性に向き直りながらお礼を言う。

「ありがとうございました。すいません。娘が迷惑を掛けて」

そう言って頭を下げた。
「いいえ、迷惑なんて。私も楽しい時間を過ごさせて貰いましたから」

そう言って女性は、笑って稲亜ちゃんに声を掛けた。

「稲亜ちゃん。歌を聴いてくれてありがとう」

「うん。私も楽しかった。また逢えたら歌の続きを聞かせてね。お姉さん」

「ええ。喜んで」

女性が笑って稲亜ちゃんに頷く。
稲亜ちゃんのお母さんが 言いました。

「稲亜ちゃん。そろそろ行こうか」

「うん」

稲亜ちゃんが元気にお返事を返します。稲亜ちゃんのお母さんが、稲亜ちゃんの手をしっかりと握り歩き出します。稲亜ちゃんもお母さんの手を握り返しながら歩き始めます。お母さんが、振り返り、振り返り頭を下げ、稲亜ちゃんはこちらに手を振りながら離れて行きます。女性もそんな二人に手を振りながら言います。

「またね」
短いのを繋げて行きます。宜しくお願いします。

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