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東海地方は11日未明から明け方にかけ、大気が不安定な状態になり、局地的に雷を伴う強い雨に見舞われた。愛知県一宮、西尾両市で1時間あたり約70ミリの非常に激しい雨を観測。愛知県内では、落雷によって火災のほか、計約3万3400世帯が1分から最長で4時間27分間停電し、住宅への浸水も相次いだ。
各地の地方気象台によると、愛知県内では一宮市で1時間に69.5ミリ、西尾市で69ミリ、名古屋市で30.5ミリを観測したほか、岐阜県内でも、美濃市で1時間に41ミリの激しい雨となった。美濃加茂市と郡上市でも1時間に32.5ミリの雨を観測した。
午前3時ごろには、名古屋市守山区中志段味吉田洞で、落雷が原因とみられる民家火災があり、清水猛さん(49)方の木造2階建ての屋根裏の一部が焼けた。家族3人にけがはなかった。
清水さんは「家の南側で『バキッ』という音がして、近くに雷が落ちたかと思うと、停電した。電柱に落ちたのではないか」。妻かすみさん(50)は「落雷の時はすごい雨だった。跳ね返りで水が入ってくるから、思わず窓を閉めた」と話した。
愛知県安城市では、新聞配達中だったバイクの男性が転倒し、足に軽いけがをした。安城署によると、現場は道路工事中で、雨のために道路左端の穴(縦4メートル、横2メートル、深さ1メートル)に男性が気づかず転落したという。
住宅の床下浸水も相次いだ。同県によると、小牧、安城、西尾各市で計14棟が床下浸水した。
小牧市の名古屋高速小牧線では、小牧料金所付近が冠水し、上り線が一時通行止めになった。安城市の名鉄西尾線南桜井駅では、落雷でポイントが切り替わらなくなり、上下線で始発から一時運転を見合わせた。
岐阜県揖斐川町春日川合の県道では11日午前8時ごろ、土砂崩れが発生。約200メートルにわたって通行止めになっている。