(照代)ありがとうございました。
常子にとって毎日新聞にくまなく目を通す事は雑誌作りのための大事な習慣になっていました
お願いします。
(宗吉)はいよ。
はい。
どう?気になるニュースはあった?
(常子)ん〜…今日は「後楽園球場でナイター設備を完備」ですかね。
そんな事まで気にするの?はい。
「あなたの暮し」に直接関係なくても流行を知れば読者が気になる事が分かりますから。
それにこのニュース戦時中の灯火管制があった頃からしたらもう考えられません。
そうよねえ…。
(宗吉)随分と変わってきたよな。
食材だっていろいろ手に入るようになってきたしな。
少しずつ暮らしが変わりつつあるのねえ。
お前んとこの雑誌が一役買ってんじゃねえか?いやそんな…お役に立ててればうれしいですけど。
立ってるわよ。
みんな毎号楽しみにしてるんだもの。
部数だって伸びてるんでしょ?宗吉さんが料理監修して下さっているおかげです。
よせやい。
そんなおだてなくても頑張ってやるよ。
よろしくお願いします。
あっ…あ〜いけない。
もうこんな時間だ。
原稿取りに行かないと。
あらあら。
・「普段から」・「メイクしない君が」・「薄化粧した朝」・「始まりと終わりの狭間で」・「忘れぬ約束した」・「花束を君に贈ろう」・「愛しい人愛しい人」・「どんな言葉並べても」・「真実にはならないから」・「今日は贈ろう」・「涙色の花束を君に」・「涙色の花束を君に」
「あなたの暮し」の出版部数は順調に推移して社員も増やし経営も確固たるものになってきておりました
・はい。
あなたの暮し出版です。
はい。
あ…申し訳ありません。
ただいま花山は外出しておりまして。
はい。
すみません。
順調なのは売り上げだけではなく…
(水田)常子さん受話器相手にあんなに頭下げちゃって…。
(鞠子)あら水田さんだっていつもあんな感じですよ。
いつもって…鞠子さんそんなに僕の事を見てたんですか?何ですか!意地悪言わないで下さい。
(水田)いや…意地悪なんてそんなとんでもない。
(美子)まだなのかしら。
まだって?まり姉ちゃんの結婚。
もうおつきあいして随分たつわ。
水田さんがそろそろはっきりするべきよ。
(君子)美子…。
水田さんには水田さんの考えがあるのよ。
いやこういう時はやっぱり周りの配慮が肝心だと思うの。
しっかり背中を押してあげないと…。
(君子)もう余計な事はよしなさいよ。
周囲がとやかく言う事じゃないんですから。
じゃあかかは2人がいつまでも結婚しないままでいいんですか?それは…。
まり姉ちゃんだって待ってると思うの。
水田さんの言葉。
うん。
あの…。
ずっと言おうと思っていた事があるんですけど…。
はい。
あ…その赤い靴すてきですね。
えっ?ああ…あっこれですか?ありがとうございます。
実は水田さんと「赤い靴」を見に行ったあとつい買っちゃったんです。
あの映画で赤い靴がはやっているらしいですからね。
男の方なのによくご存じですね。
鞠子さんのおかげです。
鞠子さんとおつきあいしてからいろいろな事を知るようになりました。
私もそうです。
水田さんのおかげで楽しく過ごす事ができています。
いつもありがとうございます。
あ…いえ…。
鞠子さん。
はい。
おやすみなさい。
おやすみなさい。
昨夜は何を食べに行ったんですか?昨日は鞠子さんの好きなおそばを。
おいしかったですか?鞠子さんと一緒ならどんなものでもおいしいです。
仲のいいこと。
だったらそろそろ結婚…。
よっちゃ…!よっちゃん。
はい。
どうしました?いえ何でもありません。
(花山)水田君鞠子さんとの結婚はいつだ?
(せきこみ)えっ?いや…。
次号で新婚女性に役立つ家事のやり方を伝えようと思ってね。
そうですか。
あの…ですが僕たちはまだ…。
結婚したくないんですか?いえ。
もちろんしたいですよ。
今すぐにでも!だったら求婚すればいいじゃないですか。
ええ!でももし断られたらと思うと…。
そんな事ありませんよ!ねえ緑さん。
(緑)ええお似合いの2人だと思います。
ほらもう絶対大丈夫ですって。
花山さんもそう思いますよね?そんなもの知らん。
本人が断られると思うならそうなんじゃないのか?はぁ…やっぱり…。
花山さん!大丈夫じゃないか?君たちは好き合ってるように見える。
えっ…本当ですか!?何度も言わせんでくれ。
忙しいんだ!花山さ…。
いつも冷静な花山さんが言うなら間違いないですよね。
何だか勇気が湧いてきました…。
よかった…。
早速今晩鞠子さんにプロポーズします!今晩!?はい!「思い立ったが吉日」ですから。
頑張って下さいね。
今月小津安二郎の新作が公開になるんです。
姉妹の話なので見てみたいのですがご興味あれば一緒に…。
水田さん?はい。
どうかしました?ずっとうわの空で。
鞠子さん。
はい。
僕と夫婦になって下さい。
僕と結婚して下さいませ!あっ!「ませ」なんて気取った口調にするつもりなかったのに…。
すみません。
でも…どうですか?お受け頂けませんか?鞠子さん。
いいんですか?私なんかで。
「なんか」って…。
鞠子さんほどすてきな方はいません!うそです。
私なんかどこがいいんでしょうか。
あなたの全てを愛しています。
水田さん。
はい。
少し考えさせてもらってもいいですか?今は…お返事する事ができません。
すみません。
はぁ…。
まり姉ちゃんどんな顔して帰ってくるかなあ。
ニヤニヤじゃない?そうよねえ。
ねっ。
私ですらそうなんだもん。
フフフ。
あなたたちが盛り上がってどうするのよ。
まだ正式に結婚が決まった訳じゃないんだから。
それにしては今日豪勢じゃないですか?結婚のお祝いみたい。
ついつい…ねえ。
おいしそう。
・ただいま帰りました。
(一同)お帰りなさい。
遅くなってすみません。
まあまあまあまあ座って座って座って。
鞠ちゃんが帰ってこないと話にならないんだから。
何が?それでどうだった?どうって何が?だから私たちに何か言う事あるでしょ?ただいま…?じゃなくて…。
あっどうしたの?いつもより…。
何かおめでたい事でもありました?えっ…あ〜そういう訳じゃないんだけど…。
おいしそう〜。
着替えてまいります。
あれ?えっどういう事?求婚されたようには見えなかったわ。
もしかして水田さん言えなかったんじゃ…。
えっ…。
(ため息)ため息なんてついて幸せが逃げちゃいますよ。
もうとっくに逃げてますから。
またそんな悲観的な事…。
実は…。
昨日鞠子さんに求婚をして…。
したんですか?はい。
で…で…鞠ちゃんは?「少し考えさせてほしい」と。
どうして…。
僕と人生を共にしていいのか不安になったんでしょう。
僕なんか気が小さくて頼りなくて何をやらせても下手くそな男ですから。
僕がきっと嫌になったんです。
だから鞠子さんは…。
考え過ぎですって。
そんな事気にしてたらそもそもおつきあいしてませんから。
ではどうしてすぐに返事してくれなかったんでしょうか?それは…。
・
(父親)楽しかったね。
・
(女の子)楽しかった!
(父親)エビフライおいしかった?
(女の子)おいしかった!
(父親)何して遊ぼうか。
(女の子)お絵描き!
(父親)お絵描きする?
鞠子の気持ちは大きく揺れていたのです
2016/08/06(土) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 とと姉ちゃん(108)「常子、ホットケーキをつくる」[解][字][デ][再]
常子(高畑充希)は、ますます雑誌作りに夢中。一方、鞠子(相楽樹)は水田(伊藤淳史)と交際中だが結婚一歩手前。一念発起し水田はプロポーズを決行。鞠子の返事は…。
詳細情報
番組内容
昭和25年。常子(高畑充希)は、ますます雑誌作りにのめり込んでいた。新聞をくまなく読み、行列を見たら並ぶ。その姿は、まさに水を得た魚のような活躍ぶり。一方、鞠子(相楽樹)は水田(伊藤淳史)と交際を続けているが結婚には至らないまま。花山(唐沢寿明)からは、結婚を控えているなら意見を聞きたいとやぼなあおりを食らうことも。周囲にたきつけられ水田は一念発起してプロポーズを決行。果たして鞠子の返事はいかに…
出演者
【出演】高畑充希,相楽樹,杉咲花,木村多江,ピエール瀧,平岩紙,伊藤淳史,唐沢寿明,【語り】檀ふみ
原作・脚本
【作】西田征史
音楽
【音楽】遠藤浩二
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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