前園真聖氏や池谷幸雄 ブラック部活に異論か「これくらい普通に経験してる」
番組では、理不尽な体罰や過度の練習を強制する「ブラック部活問題」について伝える、キャリコネニュースの記事を取り上げた。
「クローズアップ現代+」(NHK総合)で特集されたというこの「ブラック部活」について、スタジオでもクローズアップ現代で紹介された、某公立中学校の吹奏楽部のスケジュールを改めて紹介した。
MCの長谷川豊アナウンサーは「クローズアップ現代を見てると『なんてひどい。かわいそうな』って話をしてたんですけど」「たぶん今日スタジオにいらっしゃってるみなさんって、これより(練習)やってますよね?」と、スタジオコメンテーターに意見を求めた。ちなみに、この日のコメンテーターは、前園氏のほか、体操選手の池谷幸雄、柔道家の篠原信一と、オリンピック経験者が顔を揃えていた。
前園氏は「これくらい普通に僕らは経験してきてますし…」と漏らすと、池谷も「全然、普通です。休みないって、僕は中学、高校とほとんど休みないです」「遠征に行った移動の日が休みだったりするだけ」と明かした。
一方で、池谷は「僕は小学校5年生くらいからずっと、体操で生きていこうと思ってたんで、別にそれが普通だったし耐えれた」と自身を振り返り、「無理やりやっていると問題が起きてくる」と、ブラック部活についての持論を語った。
さらに池谷が「好きだったり、本当にがんばって勝とうと思ってたら、これぐらいやらなきゃいけないって自覚するはずなんで、普通なんです」と力説すると、篠原もこの意見に同意する。
すると、コメンテーターの中で唯一、元プロスポーツ選手ではない認知科学者の苫米地英人氏は「みなさんのいうことは真っ当なんです。その通りで、何が問題かっていうと辞める自由があればいい」と、持論を展開する。
苫米地氏は続けて「暴言吐く先生とかいるでしょうけど、その先生の個人的な問題であって」「これだけの時間を一緒につき合ってくれる先生がいて、学校の施設を使えて、やりたい人にとっては理想的じゃないですか」と、そこに「強制」というものがなければ、やりたい人にとっては何の問題もないと語った。
出演者一同の反応に、長谷川アナは「別に(TOKYO)MXはNHKにケンカを売っているわけではありません」と自虐的に語って、笑いを誘っていた。
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