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不適切な学校運営で措置要求

08月02日 12時42分

不適切な学校運営で措置要求

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国の構造改革特区として、三重県伊賀市が誘致した株式会社の学校が教員の数が足りないなど不適切な学校運営を続けているとして、文部科学省などは、2日、伊賀市長に対して、法律に基づく措置要求を行いました。
これにより、9月中に改善が見られない場合、伊賀市の特区の認定が取り消されることになります。
伊賀市が国の構造改革特区制度を利用して誘致した株式会社が運営する広域通信制高校・ウィッツ青山学園高校は、ことし2月、数学の授業をテーマパークで行ったり、教員の数が足りなかったりするなど、不適切な学校運営の実態が明らかになりました。
文部科学省と内閣府は、高校側にその後も改善が見られなかったため、2日、伊賀市の岡本栄市長を呼んで馳文部科学大臣から法律に基づく措置要求の文書を手渡しました。
これにより、9月30日までに改善が見られない場合は、伊賀市の特区の認定が取り消されることになります。
国の構造改革特区は平成14年に始まった国の規制を地域を限定して取り除く制度ですが、「措置要求」が出されたのは今回が初めてです。
伊賀市の岡本市長は「学校への指導や是正が足りなかったのは事実であり、期限までに、あらゆる方法で学校運営が改善されるよう働きかけたい」と話していました。

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