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尾鷲“虎の尾”収穫盛ん
08月02日 09時56分
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三重県尾鷲市特産で刺身の薬味などに使われる「虎の尾」と呼ばれるとうがらしの収穫が盛んに行われています。
「虎の尾」はとうがらしの一種で、細長く先の曲がった形が虎のしっぽに似ていることから名付けられたといわれ、尾鷲市では古くから栽培されています。
実が赤くなる前の「青とうがらし」の段階で収穫して漁師たちが船に持ち込み、刺身を食べるときに刻んでわさび代わりの薬味として使ってきました。
尾鷲市向井地区では約10軒の農家で収穫が最盛期を迎え、黒俊人さんの畑では20センチほどに育った形の良いものを選び、ハサミで切り取っていました。
今年は天候が安定していたため、実の形がそろっていて、黒さんの畑では11月ごろまでに約1トンの収穫を見込んでいるということです。
黒さんは「辛みとうまみがマッチする絶妙な味を楽しんで、夏バテの防止にも役立ててほしい」と話していました。
収穫された「虎の尾」は地元のスーパーなどで販売されるほか、食品加工会社で調味料の原料にも使われます。
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