08月02日 19時24分
神奈川県にある障害者施設で入所者などが襲われ、多数の死傷者が出た事件を受け、三重県は障害者施設などを対象に、不審者の侵入対策や入所者の安全を確保するための課題などについて調査を始めました。
この調査は、2日、社会福祉法人の運営責任者を対象に津市で開かれた研修会で三重県が始めました。
研修会では、まず、7月、神奈川県相模原市の知的障害者施設で入所者らが刃物で刺されて19人が死亡した事件の概要について三重県の担当者が説明しました。
その上で障害者施設を含めた県内270の入所施設を対象に安全対策などについて調査を始めることを明らかにし、不審者の侵入を想定してどのような対策を講じているか、入所者の安全を確保するうえでどんな課題があるかなど、8項目について、8月31日までに回答するよう求めました。
三重県は回答をまとめて、今後、安全対策を検討していくうえで参考にしたいとしています。
名張市で障害者施設などを運営する女性は「事件が自分の施設で起きたらと考え、セキュリティーについて見直しているところです。
同じような事件が今後、再び起こる可能性も視野に入れて備えておかなければならないと思う」と話していました。
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