08月02日 09時56分
神奈川県相模原市の障害者施設で入所者らが刃物で刺されて19人が死亡した事件を受けて、三重県や警察などが、1日、対策会議を開き、県内の福祉施設に防犯上の安全点検を求めていくことなどを確認しました。
津市で開かれた会議には県や警察などから20人が出席し、県の担当者が相模原市の障害者施設で起きた事件の状況などについて説明しました。
会議では障害者施設だけではなく高齢者施設など県内の福祉施設を対象に防犯上の対策として、施設の出入り口の施錠や防犯設備の使用の状況、それに容易に侵入できるような場所がないかどうかなどについて、県が緊急の安全点検を求めていくことを確認しました。
また、何か起きたとき、各施設の職員らが110番通報をすべきかどうか判断に迷わないように警察に通報する基準を各施設で検討することなども求めていくことになりました。
三重県健康福祉部の栗原正明次長は「警察と連携を深めるとともに、今後は現場の意見やアイデアも防犯対策の取り組みに生かしていきたい」と話していました。
県は2日、社会福祉法人の責任者らが出席する研修会で安全点検などを呼びかけることにしています。
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