去年、全国で販売された１万円で１万２０００円分の買い物ができる「プレミアム商品券」について、名古屋市内の商店街などは市と協力して、今年も１１月から利用できる商品券を独自に販売することを決めました。
「プレミアム商品券」は、去年、国の交付金を利用して全国各地で販売され、名古屋市では、去年８月の販売当日に多くの人が買い求めて、その日のうちにほぼ完売しました。
名古屋市や地元の商店街などは、この商品券が地域経済の活性化に一定の効果があったとして、今年も独自に販売する方向で準備を進めていました。
その結果、市内の商店街などで作る実行委員会は年末年始商戦にあわせて、今年も１１月１日から来年１月３１日までの利用期間で商品券を販売することを決めました。
商品券は去年と同様に１万円で購入すると対象の商店やデパートで１万２０００円分の買い物ができるもので、計３億円分が用意され、名古屋商工会議所が事前に予約を受け付けるということです。
今年は、国の交付金が無いため、１冊あたり２０００円の上乗せ分は参加する商店などが負担することになっています。
名古屋商工会議所は「個人消費のきっかけになり、商店街に勢いがつくことを期待したい」としています。