[PR]

■「核といのちを考える」シェア 広島・長崎:3

 「裏切り者」「真珠湾を忘れるな」――。

 オバマ米大統領が広島を訪問した直後の5月末。米国人女性タミー・マーストン(56)は、フェイスブックで友人の投稿が「炎上」しているのに気づいた。

 原爆投下への謝罪なき訪問をめぐって「謝罪するべきだった」という意見に対し、矢のように飛ぶ批判の数々。タミーは友人の投稿をシェアして書き込んだ。

 「多くの市民を犠牲にした戦争犯罪は、どうやっても正当化できない。いつか、私たちの大統領が広島・長崎の人に謝罪の言葉を言える日が来ますように」

 2014年8月6日、広島市の平和記念公園。タミーは娘2人を連れて訪れ、夫デーブが作ったバラードをギター片手に歌った。

 ♪From America …

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

お得なシンプルコース980円が登場しました。詳しい内容はこちら