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【相模原19人刺殺】「サトクンの犯行だ!」 事件を聞いた同級生は瞬時に確信した 捜査員も首をかしげる植松容疑者の根深い憎悪とは…

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【相模原19人刺殺】
「サトクンの犯行だ!」 事件を聞いた同級生は瞬時に確信した 捜査員も首をかしげる植松容疑者の根深い憎悪とは…

殺人容疑で逮捕された植松聖容疑者(右上)=同容疑者のフェイスブックより(一部画像を加工しています)  殺人容疑で逮捕された植松聖容疑者(右上)=同容疑者のフェイスブックより(一部画像を加工しています) 

 相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が刺殺された事件。過去の大量殺傷事件では不合理な動機から犯人が暴発する「被害者を問わない」ケースが目立つが、植松聖(さとし)容疑者(26)は半年以上前から障害者に危害を加える計画を公言し、遂行した。民族や人種、宗教などに一方的に憎しみを募らせ、危害を加えるヘイトクライム(憎悪犯罪)の一種だったともいえる今回の犯行。植松容疑者と親しかった知人らは「止められなかった」と自責する日々を過ごしている。

対象を激しく憎悪 過去の大量殺傷事件とは違う犯行動機

 「重複障害者が生きていくのは不幸。不幸を減らすためやった」

 逮捕後こう供述した植松容疑者。犯行は障害者をターゲットに絞って計画を練ったもので、施設職員には致命的な危害を加えなかった。

 「攻撃対象以外には興味がない。対象を激しく憎んでいることが今回の事件の特徴だ」と捜査関係者は分析する。

 この特徴は過去の大量殺傷事件と傾向を異にする。平成20年6月に東京・秋葉原の路上で、7人が無差別に殺害された事件。犯人の男はインターネット上の嫌がらせに怒り、仕事への不満も加わって閉塞(へいそく)感を募らせていたとされる。

 同年3月には茨城県土浦市の駅で1人が死亡、7人が負傷する通り魔が発生。容疑者の男は自殺願望があり、「死刑になりたい」という目的を果たそうと、無差別に刃物で人を刺したとされる。

世界で相次ぐヘイトクラム ネットが妄想加速?

 13年6月、大阪府池田市の大阪教育大付属池田小学校で児童8人が刺殺された事件で、男は元妻とのトラブルなどから社会を逆恨みした結果、名門校を襲撃した。エリートを狙うという襲撃対象は明確だったが、「それでも今回ほどの根深い憎悪や計画性は見いだせない」(捜査関係者)。

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