海保も注意喚起 ながらスマホは堤防で危険
海上保安庁は4日、海上や防波堤などで「ポケモンGO」をプレーするなど、ながらスマホの操船や海岸近くを歩くことをしないようツイッターなどで呼びかけている。同庁が特定のアプリを念頭に注意喚起するのは異例だ。
また、犬吠埼灯台(千葉県銚子市)や観音崎灯台(神奈川県横須賀市)など観光スポットとなっている灯台が、ゲームでアイテムを入手できる「ポケストップ」や、ポケモン同士を対戦させる「ジム」になっており、中には一般人の立ち入り禁止区域にある防波堤の灯台が「ポケストップ」になっていたため、削除要請を行っているケースもあるという。
同庁交通部では「ポケモンGOによる事故は報告されていないが、操船中のながらスマホによる衝突や乗り上げ事故が昨年は5件発生している。事故が起きる前に注意喚起をしたい」と注意喚起を出した背景を話す。「夏に入り、海に行く人が多くなった。海辺でながらスマホをして海中転落するケースもあり、ポケモンGOをプレーしながら海辺や防波堤を歩くのは非常に危険だ。海でポケモンGOをプレーするときは、立ち入り禁止区域に入らないだけではなく、海に落ちたりしないように気をつけてほしい」と話している。【米田堅持】