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 エジプト軍は4日、シナイ半島北部のアリーシュ近郊を空爆し、過激派組織「イスラム国」(IS)系武装組織のアンサリ指導者のほか、戦闘員45人以上を殺害したと発表した。武器や弾薬なども破壊したとしている。

 この組織は、イスラム武装勢力が2014年秋、ISに忠誠を表明し、組織名を「ISシナイ州」に改称した。昨年10月にシナイ半島で墜落したロシア民間機について「撃ち落とした」とする声明を発表した。同半島でエジプト軍や警察と激しい戦闘を続けている。(エルサレム=渡辺丘)