中国で昨夏以降、弁護士や人権活動家らが一斉に拘束された事件で、最初に審理された4人の裁判が5日までに終わり、いずれも有罪判決が言い渡された。国際的な批判を受ける中、当局は「公開裁判」を強調したが、家族らの傍聴が妨害されるなど深刻な問題も浮かび上がっている。
天津市第2中級人民法院(地裁に相当)は5日、国家政権転覆罪に問われた企業経営者、勾洪国氏(54)に懲役3年、執行猶予3年の判決を言い渡した。
国営新華社通信が伝えた判決の内容によると、勾氏は国外の反中拠点の訓練に参加し、国家政権転覆の理論や方法を学習。宗教活動家や弁護士らと謀り、政権転覆を画策する集会を開くなどして国家安全と社会の安定に危害を加えた。勾氏は裁判で「深く反省している。西側の『民主』思想にだまされた」と陳述した。
一連の事件では300人以上が…
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朝日新聞国際報道部
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