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【プロ野球】

田口プロ初完封!巨人5連勝!

2016年8月4日 紙面から

プロ初完封勝利を挙げた巨人・田口(佐藤春彦撮影)

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◇巨人5−0中日

 中日は投打とも振るわず4連敗。巨人の田口は2安打でプロ初完封勝利を飾った。丁寧に内外角を投げ分けて自身4連勝の7勝目。打線は4回にギャレットと田口の適時打で2点を先制。5回に村田の3ランで突き放して5連勝とした。

     ◇

 ビッグウエーブに乗った。巨人が投打に竜を圧倒して5連勝。最後の打者を遊ゴロに仕留めた先発の田口は左コブシを固め、勝利の雄たけびだ。「シャーっ!」。わずかに2安打。高卒3年目左腕がスイスイとプロ初完封を飾った。

 得意のナゴヤドームで踊った。腕をしっかり振り、丹念に低めを突く。スコアボードには9つの「0」。1度も三塁を踏ませず、「テンポ良く投げることができたのが一番良かった」と声を弾ませた。

 水が合う。いや、土が合う。今季は4月9日にも7イニングを零封。プロ入りして3度の登板で21イニング1/3を無失点だ。「投げやすい。(マウンドの)傾斜があって、真っすぐの角度がつくし、スライダーも生きる」

 エース菅野を上回るチーム最多の7勝。言葉では「僕はまだ投げさせてもらっている立場」と謙遜するものの、ずぶとい神経は20歳のレベルを超えている。無傷の3勝を挙げた7月から自身4連勝。誰もが苦しむ夏に白星を稼いでいる。

 攻撃陣は4試合連続2ケタ安打で5点を奪い、若手左腕を援護した。いずれも先発投手が白星を手にしての5連勝。高橋監督も「もう、言うことない。いい意味で。打つ方も投げる方も、特に僕がしゃべることはないんじゃないですか」と満面の笑みを浮かべた。

 狙い通りに名古屋を連勝で通過。首位広島との差を6月24日以来となる「7」に縮めた。いざ、マツダへ−。「3連戦というよりも、とにかく金曜日(5日)をしっかりと戦えるように準備したい」。追撃ムードは最高潮だ。 (井上学)

 

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