トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

巨人は菅野が先陣 先週のリベンジだ

2016年8月5日 紙面から

 炎天下の敵地にG戦士の明るい声が響いた。5連勝中の巨人は4日、マツダスタジアムで5日からの広島3連戦に備えて調整。初戦先発の菅野智之投手(26)は「頭(初戦)を取れば3連勝が見えてくる」と首位猛追の流れを加速させる決意を示した。

 気温は今年最高の34・8度。強い日差しに負けないほどに雰囲気も明るい。活発な攻撃陣が5試合で34点を奪い、今季2度目の大型連勝。直接対決を控えムードが高まる中、菅野は一人、ピリッとした空気を漂わせた。

 7月28日に続く広島戦先発。前回は東海大相模−東海大で同級生の田中に2打席連続ソロを浴びて陥落した。内容こそ明かさなかったが「秘策というか対策は練ってある」。雪辱はもちろん、プライドをかけたマウンドでもある。

 チームは球宴後、10勝3敗と白星が先行。しかし菅野は、2度の先発でいずれも連勝ストッパーになってしまった。「負けられない試合はいつも一緒」とは言うものの、捲土(けんど)重来の思いは強いはずだ。

 先発ローテをずらし、中7日と万全の調整期間で広島との再戦。高橋監督も「3連戦というよりも、とにかく金曜日の試合」と話す。11・5ゲーム差を逆転した1996年の「メークドラマ」を再現するには、エースの白星が必須だ。 (井上学)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ