聴いたCD
・V.A.「Yes, We Love butchers ~Tribute to bloodthirsty butchers~ The Last Match」
4枚目(レスザンから出たのも加えると通算6枚目)のトリビュート。今回で一応最後のはず。正直自分がこのシリーズ買ってるのは特に欲しいからではなく、ほぼ義務感、もっと言えばソラシドくんの養育費の足しにでもなればという気持ちからなのですが、それでも毎回何曲か聞き所がありますね。今回はやっぱり原爆オナニーズによる初期の名曲「Silencer」!かっこいい。これだけキャリアのあるバンドが再三吉村さんをリスペクトするような発言をしているのを見ても、なんだかファンとしてうれしいなあ。
・Vampillia「White Silence」
ライブ会場限定CD。22分と長尺の1曲のみ収録。このバンドの特色をちりばめたような1曲。いい曲だけど1500円は高けーよ。1000円でいい。
・Nadja+Vampillia「impe~」
ライブ会場限定CD。2曲入りで40分越。いつものドローン。1500円は高けーよ。800円でいい。
・Aphex Twin「Syro」
まさか出るとは思わなかった13年ぶりの新作。この人は、音楽は作り続けてるし曲のストックも腐るほどあるけど発表はしない、みたいなことをうそぶいてたけど何があったのか?(個人的には、自分の作った作品を人に聴かせたいと思うのも、誰にも聴かせずに自分のために取っておくというのも、どちらも芸術家として正しい姿勢だと思う)。
一聴した感想は、えらい地味なの出したなーってとこ。だけど2,3日置いて聴き返したら、普通にいいアルバムだと思った。polygon window名義で出してたアルバムなんかを想起した。アンビエントな空間を感じる良作。しかしなぜこのタイミングでこれを出したのかは全くの不明。これからまた新しい展開でもあるんじゃないかと期待させられるものもあるが、それも肩すかしで終わるのかもしれん。
・青葉市子「0」
青葉市子4枚目のアルバム。この人のCD買うの1st以来だ。1st買ったときは、クラシックギター弾き語りという珍しさと何かで見た動画で気になって買ってみたものの、CD自体は単に録音しただけという感じであまり魅力を感じなかったのですが、この作品は非常に魅力的で素晴らしい作品。
何といってもこのCDを買ったのは、名曲「i am POD(0%)」を聴きたかったからなんですが、CDではなんかデモみたいになってて、あれって感じ。でも聴き込んでるとこれはこれで趣があるように思う。その他の曲は、「いきのこりぼくら」「いりぐち でぐち」など独特の世界観を感じるものから、「うたのけはい」のような普通にヒット曲になりそうな曲まで、彼女の魅力がよく伝わっていると思います。
歌詞を読んでいると、アルバム全体にストーリーがあるようにも感じる。前に遠くから観たライブで「i am POD(0%)」を「サイボーグと記憶喪失の人間の話」と言っていたことを鑑みて物語を想像してみると―世界の終わりのような荒れ果てた山奥に辿り着いた記憶喪失の人間(いきのこりぼくら)、サイボーグの献身的な愛(i am POD(0%))、荒れ果てた世界の情景(Mars 2027)、頼りない足で歩き長いトンネルを辿ってこの世界から抜け出す二人、でぐちに見える光が近付くにつれて波の音が聞こえてくる( いりぐち でぐち)、トンネルを抜け、光の差す世界に戻ってくる(うたのけはい)、元々この世界から逃げ出していたサイボーグはここに戻ることができずに引き返してしまう、二人は離れ離れになってしまい、サイボーグは記憶喪失の人間を思い出しては泣いて暮らす(機械仕掛乃宇宙)、死んでしまった(?)サイボーグは記憶喪失の人間の髪に忍び込む(四月の支度)、そうして二人は永遠に共にいる(はるなつあきふゆ)―
と、こんな感じだろうか。カバー曲もうまくはめ込んであるんじゃないでしょうか。この物語のミソは二人が別れてしまったあとサイボーグに残るのが記憶喪失の人間の「記憶」だというところだと思うね。
もちろんこれはただの自己満足で、実際にこのアルバムに何らかのストーリーがあるのかは知らん。
青葉市子 - 出張ラヂオ 第二部 投稿者 puqis
(10分頃からこのアルバム収録の4曲演奏)
4枚目(レスザンから出たのも加えると通算6枚目)のトリビュート。今回で一応最後のはず。正直自分がこのシリーズ買ってるのは特に欲しいからではなく、ほぼ義務感、もっと言えばソラシドくんの養育費の足しにでもなればという気持ちからなのですが、それでも毎回何曲か聞き所がありますね。今回はやっぱり原爆オナニーズによる初期の名曲「Silencer」!かっこいい。これだけキャリアのあるバンドが再三吉村さんをリスペクトするような発言をしているのを見ても、なんだかファンとしてうれしいなあ。
・Vampillia「White Silence」
ライブ会場限定CD。22分と長尺の1曲のみ収録。このバンドの特色をちりばめたような1曲。いい曲だけど1500円は高けーよ。1000円でいい。
・Nadja+Vampillia「impe~」
ライブ会場限定CD。2曲入りで40分越。いつものドローン。1500円は高けーよ。800円でいい。
・Aphex Twin「Syro」
まさか出るとは思わなかった13年ぶりの新作。この人は、音楽は作り続けてるし曲のストックも腐るほどあるけど発表はしない、みたいなことをうそぶいてたけど何があったのか?(個人的には、自分の作った作品を人に聴かせたいと思うのも、誰にも聴かせずに自分のために取っておくというのも、どちらも芸術家として正しい姿勢だと思う)。
一聴した感想は、えらい地味なの出したなーってとこ。だけど2,3日置いて聴き返したら、普通にいいアルバムだと思った。polygon window名義で出してたアルバムなんかを想起した。アンビエントな空間を感じる良作。しかしなぜこのタイミングでこれを出したのかは全くの不明。これからまた新しい展開でもあるんじゃないかと期待させられるものもあるが、それも肩すかしで終わるのかもしれん。
・青葉市子「0」
青葉市子4枚目のアルバム。この人のCD買うの1st以来だ。1st買ったときは、クラシックギター弾き語りという珍しさと何かで見た動画で気になって買ってみたものの、CD自体は単に録音しただけという感じであまり魅力を感じなかったのですが、この作品は非常に魅力的で素晴らしい作品。
何といってもこのCDを買ったのは、名曲「i am POD(0%)」を聴きたかったからなんですが、CDではなんかデモみたいになってて、あれって感じ。でも聴き込んでるとこれはこれで趣があるように思う。その他の曲は、「いきのこりぼくら」「いりぐち でぐち」など独特の世界観を感じるものから、「うたのけはい」のような普通にヒット曲になりそうな曲まで、彼女の魅力がよく伝わっていると思います。
歌詞を読んでいると、アルバム全体にストーリーがあるようにも感じる。前に遠くから観たライブで「i am POD(0%)」を「サイボーグと記憶喪失の人間の話」と言っていたことを鑑みて物語を想像してみると―世界の終わりのような荒れ果てた山奥に辿り着いた記憶喪失の人間(いきのこりぼくら)、サイボーグの献身的な愛(i am POD(0%))、荒れ果てた世界の情景(Mars 2027)、頼りない足で歩き長いトンネルを辿ってこの世界から抜け出す二人、でぐちに見える光が近付くにつれて波の音が聞こえてくる( いりぐち でぐち)、トンネルを抜け、光の差す世界に戻ってくる(うたのけはい)、元々この世界から逃げ出していたサイボーグはここに戻ることができずに引き返してしまう、二人は離れ離れになってしまい、サイボーグは記憶喪失の人間を思い出しては泣いて暮らす(機械仕掛乃宇宙)、死んでしまった(?)サイボーグは記憶喪失の人間の髪に忍び込む(四月の支度)、そうして二人は永遠に共にいる(はるなつあきふゆ)―
と、こんな感じだろうか。カバー曲もうまくはめ込んであるんじゃないでしょうか。この物語のミソは二人が別れてしまったあとサイボーグに残るのが記憶喪失の人間の「記憶」だというところだと思うね。
もちろんこれはただの自己満足で、実際にこのアルバムに何らかのストーリーがあるのかは知らん。
青葉市子 - 出張ラヂオ 第二部 投稿者 puqis
(10分頃からこのアルバム収録の4曲演奏)
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