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署員「他人の土地」認識

大分県警、侵入経路を初めて明らかに

 大分県警別府署が野党の支援団体が入る施設の敷地に隠しカメラ2台を無許可で設置していた問題で、県警は5日の定例記者会見で、署員の侵入経路を初めて明らかにした。6月18日の設置後、施設側に発見された同24日までの間に、録画データを保存するカメラのSDカードを交換するために敷地の入り口付近から無断で侵入。その際に署員は経路が「施設の管理地」であることを認識していた。

 県警は当初、「署員が公用地と誤認した」と説明したが、実際は「他人の土地」と自認していたことになり、批判が高まりそうだ。

 県警によると、6月18日、署員2人が近くの道から別府地区労働福祉会館(大分県別府市南荘園町)の敷地の斜面に入りカメラを設置。その後、SDカードを交換した際は、石垣やチェーンで囲われた会館の敷地の入り口付近である「表から入った」と認めた。ただ、カメラの設置場所の斜面については「施設の管理地とは認識していなかった」と説明しているという。

 松坂規生(のりお)本部長は記者会見で「しっかり調査するよう指示した。調査結果を受け厳正に対処する。他人の管理する土地に無断で立ち入ったのは不適切だった」と述べた。問題発覚後、本部長が見解を示すのは初めて。【田畠広景】

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