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【コラム】毎日がつまらない20代ー30代の大学生や社会人が今からできる1つのこと

googleトレンドで「毎日 つまらない」と調べるとその曲線がここ5−6年でずっと右肩上がりである。

 

 

理由はなんだろうか?

 

その要因は断定できないが、いろいろと推測できることがある。

 

 

例えば、大学生。

 

「うえーい」と言いながら大学デビューを図ろうと試みたものの意気消沈し、ただただ単位を取ったりバイトをするだけの日々を送る生活。

 

 

「あーつまらない。」

 

 

 

 

打って変わって社会人。

 

社会では勝ち組と賞賛される大企業勤めることになったものの毎日が同じことの繰り返し。やることもエクセルでカタカタやったり飲み会の幹事をしたりするだけ。

 

 

 

「あーつまらない」

 

 

 

 

 

例はあげるときりがないので、これくらいにしておく。

 

 

今日は、そういう毎日が退屈でつまらない20代や30代の人向けに今後の生き方について考えるきっかけとなるような文章を書いてみた。

 

 

 

 

1.スタート地点をゴールにしていた

 

まず毎日がつまらないと感じる理由を単刀直入に言うと「スタート地点をゴールに設定していたから」に他ならない。

 

 

 

 

この現象は日本特有なのかどうかは私にはわからないが、日本人はなぜか本来スタート地点であるはずのものをゴールとする人があまりに多いのだ。

 

 

 

 

その典型的な例が大学入学であったり、就職だったりする。

 

 

 

 

平たく言えば、入った瞬間が最も感情のピークの人があまりに多いのだ。

そこから下るしかないものだから毎日がつまらなくなる。

 

 

 

 

 

まあそうなってしまうのは仕方ないとして、そういった状況になった時に人々が取る行動パターンが概ね2パターンに分かれる。

 

 

  1.  何か熱中できるものを日夜考え続け、迅速にシフトする。
  2. 「まあこういうもんか」「後で考えよう」と保留し、つかの間の快楽に打ち込む(合コン、飲み会、スマホゲームなど)

 

 

 

この後者に分類される人間がとても多い。

 

 

 

 

まあ無理もない。

 日本は全体主義が強いので、そっちに行く方が自然と言えば自然である。

 

 

 

 

 

 

 

だが、断じて抵抗すべきである。その凡庸に生きるべきという流れに。

 

 

 

そこで、提案なのだが、そのつまらないものについては早急にやめて欲しい。

 下るだけだ。

 

 

 

ただ、行動する前にすべきことがあると思うので、それについて次以降書きたい。

 

 

 

2.今日から人生最大の問いを哲学し続けよ

岡潔は人について以下のように述べる。

 

人は随分いろいろなことを知っているように見えますが、いまの人間には、たいていのことは肯定する力も否定する力もないのです。一番知りたいことを、人は何も知らないのです。自分とは何かという問題が、決して分かっていません。

『人間の建設』

 

 

 

そう。あなたには哲学が足りないのだ。自分とは何のために存在しているのかに対する問いかけから今まで逃げてきたのだ。

 

 

 

これがわかれば人生がつまらないわけがないし、無駄に過ごすこともないはずなのだ。

 

 

 

 

 

岡潔は続ける。

 

ともかく人類時代というものが始まれば、そのときは腰を据えて、人間とは何か、自分とは何か、人の心の一番根底はこれである、だからというところから考えなおしていくことです。

『人間の建設』

 

 

 

これをしなければ、週末はイオンモールに全身ユニクロで行き、平日は金の蔵で他人の批判だけして終わる人間になる。

 

文字通り「終わった人間」だ。

 

 

  

セネカは言う。

 

・・・多くの者は他人の幸運へのやっかみか、己の不運への嘆きで生を終始する。移り気で、あてどなくさまよい。自己への不満のくすぶる浮薄さに弄ばれ、これと決まった目的もないまま、何かを追い求めて次から次へと新たな計画を立てる者も多く、また、ある者は、進むべき道を決める確かな方針も持たず、・・あくびをしているうちに運命の不意打ちを食らう。

『生の短さについて』

 

 

 

 

もちろん何のために生きいているのか?にたいする答えは変わるかもしれないし、簡単には得られないかもしれない。

 

 

 

アプリオリに1つしか答えがないというそのきめつけは左翼の発想であるからやめてほしい。

 

 世の中そう単純でもないと思う。

 

 

 

この問いを自分の中で投げかけ続けることこそがとても大切なのだ。

あらゆる可能性を検討し続けるのだ。

 

 

 

ラッセルは言う。

 

 

それゆえ哲学の価値に対する議論を次のようにまとめてよいだろう。問に対して明確な解答を得るために哲学を学ぶのではない。

 

なぜなら、明確な解答は、概して、それが正しいということを知り得ないようなものだからである。むしろ問いそのものを目的として哲学を学ぶのである。

 

なぜならそれらの問いは、「何がありうるか」に関する考えをひろげ、知的想像力を豊かにし、多面的な考察から心を閉ざしてしまう独断的な確信を減らすからだ。

『哲学入門』

 

 

 

 

「哲学をすること 」それがあなたが今日からやるべきことだ。

 

 

3.哲学をするための前提条件

 

 この哲学を続ける過程で、「自分とは何か?」にたいする答えが少しだけ見えてくることは約束したい。

 

 

 

 

そして、「私とは何なのか」という哲学は必ずやあなたの内に秘めたる力への意志言い換えれば、何かに対する情熱へと必ずつながる。

 

 

 

とはいうものの哲学をするためには一つの条件がある。

そもそもこれができていないために哲学的人間でない可能性すらある。

 

 

 

 

 

その条件とはあまりに膨れ上がった人間関係を清算することだ。

 

 

 

 

 

 

それに打ち勝てないうちは弱者だ。

 

 

 

 

ニーチェは以下のように言う。

 

すべての病人は、すべての病的な人間は、重苦しい不快感と無力感を振り捨てることを望んでいるために、家畜の群れの組織を本能的に求めるようになるのである。

 

・・・強いものたちはその本性からしてたがいに分かれようとするが、弱いものたちはたがいに結びつこうとするからである。

道徳の系譜

 

 

 

 

 

つまらない毎日を変える方法はどこに行くでもないのだ。

あなたが今からその場で出来るのだ。

 

 

人間関係を清算し、哲学を始めよ。

 

 

 

おもしろきことなき世を面白く

 

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