ウズベキスタンで和太鼓の公演

日本と中央アジアのウズベキスタンの文化交流を進めようと、日本の和太鼓グループによる公演が、ウズベキスタンの首都タシケントで行われ、力強い演奏に大きな拍手が送られました。
この公演は、日本とウズベキスタンの文化交流の推進を目的に、4日、タシケントで国際交流基金が主催して行われたもので、第2次世界大戦後、旧ソビエトによって抑留された日本人が建設したナボイ劇場には、700人余りが集まりました。
会場には、現地を訪れた安倍総理大臣の昭恵夫人が、カリモフ大統領のタチヤナ夫人とともに姿を見せ、冒頭のあいさつで「日本にとってウズベキスタンは大事な友人だ。この公演を機に両国の友好関係がますます深まることを願う」と述べました。
続いて、大分県を拠点に世界各地で演奏を行っている和太鼓グループ「DRUM TAO」が、2時間近くにわたってパフォーマンスを披露しました。きらびやかな衣装を着た15人のメンバーは、掛け声を掛けながら大小さまざまの太鼓を一糸乱れずにたたいて、迫力ある音を響かせました。
客席を埋めた人たちは、時折歓声を上げたり、手拍子を繰り返したりと、日本の伝統楽器の力強い演奏を堪能した様子で、最後には総立ちとなって大きな拍手を送っていました。公演終了後、タシケント市民の女性は「パフォーマンスは輝くようで、すばらしいものだった。また公演に来てほしい」と話していました。