空の境界ークロス/【スラッシュ】-
作者:牙老 大蛇真琴
型月外伝 射影俯写
大蛇 真琴
肉体…それは、形あるもの。
自然…それは、形なきもの。
それは、様々な形をした異形物。そして、唯一共通するものは、【死が待っているということ】。
自然の中で、存在するものは、誰しも見ることができる。が、逆に死を超えさせることは、困難に等しい。
人間でも同じだ。肉体は形あり、水を飲み、肉を食らい、生活する。が、誰しも簡単に傷つけ、殺すことはできない。
それは、死のサイクルが困難だということと、生命は、必ずしも到達しないということ。 しかし、それを投影するものがあるのだとしたら?
街には、映画やパソコン、看板などあらゆる視覚の投影物がある。それは、本来危険という認識はない。
しかし、投影物でさえ、簡単に入手し、自らの糧にすることが出来れば、どうだろう? それは、無理に等しい。奇怪である。
しかし、それは現在化学にはない、【魔術というもの】。いかにして、乗り越えようとも…それは、会得することは出来ない。
例えば、死を見せるものがいたとしよう。 それは、他人ではなく、異径の自らの瞳だったとする。しかし、それは危険だ。端的に言って、切除したほうがいいほどだ。
その【死を見ることが魔術】だ、と仮定しよう。なら、「出来たではないか」という論理しか存在しない。
その魔術もそうだし、必ず到達する器【宝具】と呼ばれる、斧や剣。生き物や、論理。 様々な【意味合いを含めた宝具も魔術】だ。 その【死を超えた宝具、魔術】は、現代社会に忌み嫌われ、妬みの象徴でもあり、戦争の象徴でもあった。
その魔術が現代にもある。言ってみれば、特殊能力というやつだが、死を超えたり、物を簡単に捻じ曲げたりなどできない。所謂、 【ひよこを蝶にはできない】のだ。
だが、街中でこんな噂がある。【人が死んでいるが、こんなに簡単に捻じ曲げて人を殺すことなどできない】。や、【人は、見えているけど、ゴミのように黒点が見える】など、そんな実体験を多くする者がいる。それは、奇怪だ。
なら、そんな現状をどうするか?いや、もしそんなことがあるとしたら、我々はどう排除したらいいのか。
さて、物事は小説より奇なりだ。私か?私のことが気になるのか?そうか、なら言おう。私は、【噂】だ。
物事は、見て判断しろと、そう教えられるのが当たり前だ。しかし、俺はテレビでしか得られない。
俺は、幼少期から障害があった。一種の病ではなく、低酸素で生まれ、3年ほど病室にいた。ただ、それだけだ。
しかし、物事は判断がつかない。
俺は、幼少期に暗闇にいた。平気なのだが、皆は怖いという。怯える他の声を俺は、「黙れ」と言った。何故なら、声が聞こえてた。「私は、死んじゃうの?」そんな声が俺の耳に届いてたのだ。俺は、思った【俺の人生は終わったんだな。】と。そして、こうも思うのだ、これから先、どんなことでも【死】は怖くない。と。
そんな病院生活から、4年。俺は5歳から普通の生活をし、過ごしてきた。周りからは、手品師の一言だった。そう、【手品師】だ。 それが発覚してからは、目隠しをして生活をさせられた。
そして、こう思うのだ。
「これは、俺の能力を高めるのだな」と。学校も、行かず。街にも行かず。
ただ、死を待つ日々。
そんな生活から一変したのは、だれと会ったからかわかるかな?そう、【噂】だよ。
俺は、死を乗り越える方法と手段を手に入れた。
「何も持ってないさ」が口癖な俺。理由はあとあと分かるだろう。
第1章 ひよこが蝶になる
誰かが俺の仕業だと口々に言うが、それは幻想にしか過ぎない。
「今朝、朝に子供を川に落としたという事件がありました。犯人は、母親です。しかし、子供は、無事救助され、怪我もなかったとのことです。」
なんだ、ニュースも面白くないじゃないか。 俺は、高校の支度をし、バイクに乗った。 そして、高校にバイクで校門を駆け抜け、授業のある教室へと言った。
「えー、Xは、このYとのに二乗をし、このグラフになることで…」
これで、一日が終わる。
俺は、ゲーセンに行った。理由はわかっている。でも、そのゲーセンは、行かなかった。入る前から、ひどいことになっていたのだ。 「ただの、殺人鬼か、あるいは、暴力団の絡みか…」
俺は、首都の駅に乗り、田舎へ帰った。
「最近、物騒な事件、多発してますね。」
「ここまでくると、テロリストが日本で、活動してるとしか…」
「アスラム酷ですかね?」
「今、入ってきた情報によりますと、今日のダンプは、盗難車のようで…」
さて…。
「風呂に入るか」
「で?こいつがどうした?」
両儀式は、手元の資料を読み、にわかに笑った。
「こいつが、何だ?私たちには関係ないよ。むしろ、どっぷりだがね。」
「だろ、トーコ。こんなやつ、会わずに死ぬのを待てばいいんだよ」
僕は、デスクワークをしながら、いつもと違う会話をしている二人を、差し迫らずに、聞いていた。いや、差し迫るか?
「橙子さん、今月の」
橙子は、頭を抱える。
「悪い、最新のゲーミング買ったせいで、パーになってしまった。あはは。まぁ、インターネットでもWは使われるだろう?そのWが、5つぐらいつくな」
式が、財布を取り出す。
「3万で、いいか?」
僕は、手を振ったが、目が怖かったので、受け取った。そして、式から「失せろ」と言われたので、家に退社することにした。
「で、死ぬのを待つといったが…」
「撤回か?式」
私は、ああ。と答えた。
「なんにせよ、テロだ。暴力団だ。と世間で騒がれると、俺が困る」
橙子は、手を組み、煙草を消し、【ふむ】とうなずないた。
俺は、シャワーから出ると、手を出し、煙草を吸う。まぁ、手品師なんでね。種火なんて、五円玉で出せるよ?
「【噂】は広がった。計百人まで、あと一週間かな?」
そして、俺はテレビを消す。こういうものは買っておかないと【信用がない】。
こうして、俺は一日を終えた。
「ふーん」
誰かが空気を汚した。
第2章 アスラム酷
誰かが【噂】をする。
【噂というものは生き物だ】。
俺は、朝を起きる。でも、人っ子一人いない。何故なら、全員。アルコール中毒になり死んだからだ。全員だ。赤子、老人、女、漢。全員。気づいたら、だるい俺だけが、【田舎】に残った。
駅には、人が沢山いる。その駅のホームから学校に行き、【駐車場】で、バイクに乗り、学校が終わると、同じことをし、帰る。
しかし、補導はされない。掛かるのは、ガソリン代だ。
そして、家に帰ると、買ってあった煙草を吸い、部屋でシャワーを浴び、寝る。
…今日は、夜に起きた。
コンビニまで行った。
「おい」
女の声だ、振り向く。
「お前、北千住の人間、全員どうした?」
俺は、ため息をつく。
「【全員】なくなったよ」
俺は、またため息をつく。この女、冬だというのに、雪は降っていないが、上着一枚で、下は着物。馬鹿すぎる。
「お前が生き残ってるじゃないか?お前、何で生きてるんだ」
俺は、言った。「その時、俺はサツに言われて、病院送りになってるけど」、と。
女は言う。
「ふーん。お前、殺そうか」
しかし、女は激痛をするのだろうか?頭を抱えた。
「大丈夫か?お前は、サツに言わないぞ。病院は暇だからなぁ…」
「式」
俺は、橙子を殴った。
「なんだ、あの問題児は…」
第3章 出国
俺は、バイクに乗り、空港を出た。
目標の、千五百人以上は、日本から出たら、殺すことにした。この【バファリン】を使って。
「さよなら、日本。会うのは、十年後かな?」
「速報です。日本で、集団食中毒がありました。主に、タレント、政治家が一斉に死ぬという大事件です。これは、テロなのでしょうか?私たちは、徹底取材をし、独占スクープとして、報道しています。」
「朝から、ずっとこれだよ、式もコーヒー飲む?」
僕は、式に言ったが、断られた。
今日の式は、おかしい。何故か、珍しく「全身が痛いし、吐き気と頭痛がする」、とのことだった。
「トーコ、殴った理由分かるだろ?」
橙子は、書類を読み終え、手を組んだ後、低いトーンで頷く。
「これは、大問題だ。事務所が破産する」
僕は、頭を抱える。
「それなら、僕は退社します。これだと、依願退職しなくちゃいけないので…」
橙子は、笑う。
「なら、今月も給料は無しだな」
僕は、「結構です」と答えた。
「なら、履歴書書いて、集団面接会に行けよ、君なら、すぐに見つかるよ。仕事」
僕は、笑いながら、無視して退社した。
「トーコ、言い過ぎだ。幹也が泣いている」
橙子は、煙草をふかし始める。
「ああ、でもこんな状況じゃ、無理だ。それより、市販薬は本当に出したのか?」
式は、お腹をさする。
「秋隆に縫ってもらった。十四針だ、あいつだな…」
橙子は、煙草を強く灰皿に押し付けると、机を叩く。
「そうとは限らんだろ?でも、この書類から察し…」
「だから、あいつ。一体何なんだ?最近だと、テロ行為をしたくて海外に行くやつが多すぎる。ジャーナリストも結局は特ダネ目当てに、テロリストの一員になってまで、仕事を続けたいってやつが多いじゃないか…【噂】だけど…」
橙子は、二本目をふかした。今日は何本吸うのやら…。
「その【噂】だよ。やらかしたのは」
式は、「やっぱりか」。と舌打ちをした。
「人間だれしも、落ちぶれてる。なぁ、式。お前、【黒い夢の中】で、何を見た?」
アメリカはいいなぁ。コテージが安くてさ。 一日、二〇ドル以下のところもあって、寝るだけなら、十分だ。テレビも、英語だから、分からないし。携帯をいじる時間を持てるだけ、ありがたい。
「- 僕は、英語言えません-」
それだけで、会話はない。でも、LINEがあるからいいだろう。八割減ったけど。
俺は、ドルを稼ぐには、格好の手段があった。そう、【オークション】だ。
まぁ、言ってみれば、分かる話だけど、絵を主に売っている。一つの絵に、一〇〇ドルなんてのざらで、安すぎる値段だけど、一日3つ出すだけで、もう大金持ちだ。
日本の円も稼げるし(為替で)、言いかね稼ぎだよ。本当に。
二週間後、日本に帰った。
待っていたのは、警察だが、今回は、職質だけで済んだ。
だって、何もしていないのだから、捕まえられるわけなんてない。
しかも、やっていたのが、ネットオークション。それで、稼いだとはいえ、何の問題もないわけだ。
そして、またあの馬鹿女にあった。
「春になりましたね」
女は、睨む。
「お前、何様のつもりだ?」胸倉を捕まれる。
そして、女は手を放す。
「やっぱり、お前…問題児だ」
「かもしれませんね?だから?」
女は、ナイフでチラつかせたものがあった。「やっぱな、【反応】しないか…」
「まっ、どんな人とはいえ、大きな態度を取ってはいない。だから、好意はないけども、また会ったら、いい出会いにしましょう。では」
女は、こう言った。
「交通事故には気をつけろよ」
俺は、「はい」と言って、バイクで家に向かった。
桜がきれいだ。お花見客もいっぱいいる。そこで、ワーやキャー叫ぼうが、俺は運転中。前を見ないと。
「やはり、ニュースには出てないか」
中国では、宮廷料理として出てくる食材を、大量に花見客の中に置いてやった。
やはり、運転中には、やるものじゃない、吐き気がする。
後ろに目線がある。瞳で、見られてるようだった。
まっ、悪いことはしてないんだし。
「寝るか」
今宵の夢は最悪だった。
第四章 登校
春が来る直前の三月に高校へ行ってみた。誰も、いない。
…いるのは、知らない警備員だけだ。
この時期を狙ったのには、【春の噂】が拡散するのが、狙いだった。
職員室には、新しい教員たちが配属されていた。【全員】だ。
その中に、ちょっと好意が持てる教員がいた。それが「蒼崎 橙子」だった。
「私はね、国語の教員をする予定なの」
「つまらないな」
「でも、【あなた】は、アメリカにいたんでしょ?二回以上行ったなんて凄いわよ」
俺は、こう答えた。
「親の遺産を、オークションにかけてるだけですので、それだけなんです。ハイ」
橙子教員は、尋ねる。
「【あなた、英語出来る?】」
俺は、きっぱり否定した。
そして、新入生が入って、一週間。橙子先生の独占的な授業が始まっている。
俺のクラスは、一五人程度だ。
「この松尾芭蕉の短歌は~」
俺は、それが終わると、「あ、もうバイク使えないや。って勅勘で思った」
風が、黒い。
「橙子先生、PM2.5が入ってきて臭いんですけど」
橙子教員は、慌てて「なら、今日の授業は終わりにします」
そして、俺は歩いて駅まで行き、自宅へと向かった。
「馬鹿女と、橙子先生は、【別物】だ」
俺は、転校することに、一日で、した。
「式、あいつ…」
式は、コーヒーを飲みながら、電話している。
「やっぱり?」
僕は、式と橙子さんの電話を流し聞きしている。
「もうこの辺は、いないよ。トーコ、今回は、重たいけど、もう追えない。俺だけで行く」
僕は、また【黒い話】をしている二人の会話を聞くだけで、滅入るのであった。
「式、またかい?」
式は、首を振る。
「俺は、手を出さない。今回は…」
僕にこういった。そして、続けて「条件が合うまでは」。と。
俺は、引っ越した矢先、いいものを持っていた。そして、それを運転してきた車のタイヤに押し付けた。
俺は、「やってない」。【単なる高速】でのパンクだ。
第五章 いいもの
俺は、テレビとパソコンを同時にやりつつ、俺は、「頭が痛くなった」。とゲーム内の友達に知らせ、横になることにした。
やはり、大音量になるテレビ。
…もう破滅のゲームは、始まっているのだろうか?
私は【噂】。何度も見たい、【人の死】が、ここ最近多すぎる。
しかし、私は噂であり【止めることはできない、むしろ歓迎する】。
噂である私は、死を到達させることはできない。むしろ、【使う本人が故意がある】。 私は、心が痛んでいる。
貧困や軽蔑、それで私は内心喜んではいるが、人間の低級さに私は、【噂であることを捨てたくなる。こんな魔術、誰が幸せになるであろうか?】。
そこで、私は提案する。
もし、誰かが助けを求めたら?
もし、世界が、一つだけの心理の存在定義で収まっているのだとしたら?
もし、一つの人間の過ちが救いになってるとしたら?
もし、それらが、この【物語の根本の噂】だとしたら?
君は、もう答えを見つけてるのかもしれない。
けど、それでいいのかどうかは、どの国にも裁けないし、人間でも神でも裁けない。
それを裁くのは、【死】だけだ。
噂…風のように流れ、いつの間にか消える。 噂の話は、街が最も多い。私は、街の中に生きて【居た】も同然だ。
しかし、今はインターネットという、【噂が真実になる】ツールが多く存在する。
ここで、一つ問題だ。
1人のコメントが百人以上に知れ渡った時、人間はどう動くか?だ。
論理的に言えば、噂は炎上する。というのが答えだろう。歓楽的過ぎるが。
こんな答え方はどうだろうか?
【そう、何も起きない】。という答えだ。 くだらないという事ではない。私からすると、【力がないから、何も起きない】。ということだ。
コメントを見たユーザー自体に、力がない。言わば、【岩礁に乗り上げた波のように】。 そんな、インターネットのコメントは、噂と同じで、【いつ消えるか、分からない話】なのだ。
私は思う。【時間が止まれば、その風は止まない】。と。
私の望みか?【噂の望みは、】【死】だよ。
俺は、田舎に引っ越してきた。今度こそ、田舎だ。山もあり沢もある。
で、俺がする行動というと?それは、教えられないな。教えるとしたら、【8チャンネル】を見てるだけ。一言加えれば、テレビを見てるだけ、だ。
「今日も、面白くないな。何故、ケーブルまでつないだのに、最近の8は、面白くない」 アンテナも付けた。そう、アパートではない、ちゃんとした家だ。しかも、2階建ての一軒家。
1階は、画廊となっており、アンティークな絵が立ち並ぶ。しかも、客もそこそこ来る。2階は、住居だ。
ああ?学校?忙しいから、休学してるよ。 さらに言えば、授業は追いついてるし、問題は、資金面だけ。だから、学校じゃなく、今は塾に2時間だけ通ってる。
こっちの方が、金銭的に楽なのだ。
そして、画廊のことも忙しい。
アンティークな椅子や机を買って、絵は仕入れてる。
「お客様、この風景画をお好みですね」「はい、二十万八千円となります。お買い上げ有難うございます」
と、まぁこんな感じだ。
税金もちゃんと払ってるし、十六超えてるから、【親の自営業の手伝い】と言えば、警察も納得するのだ。
まぁ、親が死んでるから、親はいない。けど、親の夢は、【店を持つこと】で、その供養も混みで、やっている。と言えば、親戚は、まだ生きてるし、話は、【通じる】のだ。
俺の店も、大きくなったなぁ。と感じる。 都内から来る客も多く、この営業っぷりは
この田舎一儲けてるだろう。
「いらっしゃい」
そこには、忌み嫌う人間が、現れた。
「久しぶりね、【君】」
「橙子先生こそ、【噂ですか、ネット】ですか?」
橙子は、頭の後ろに手で、頭を2回撫でると、「資料で、問い合わせたら、ここに」。と答えた。
「ギャラリーは凄いのね」
「はい、アメリカの資金調達で、得た金でやっています。親の夢でしたから…」
橙子は、頭を振ると…。
「ねぇ、これ日本だと相場、いくらするの?」「ああ、このSLの絵ですよね?大体、三十五万ぐらいです。うちは、二十七万ですけど。」
橙子は、鼻で音を鳴らすと、「絵の世界ってシビアよね?」って、尋ねた。
「そうですね。俺は、美術3ですけど、テストは、八十点以上ですし、勘とセンスで、買い付けてますからね」
橙子は、絵に関心があったせいか、買う前に…と申した。
「これ、絵のタッチが浅いけど、何年製?」「これは、八か月前に完成した、(SL【D51】の夢で乗せて)です。お気に入りましたか?」
俺は、レジを開ける。
「橙子先生、ありがとうございました。」
「気に入りましたよ、すごく。先生は、鉄道ファンではないけど、SLの強いタッチに驚きました。」
そして、俺は忌み嫌うやつを見送った。
第六章 偽装
俺は、どう殺そうか、悩んだ。
あの女2人は、誤っている。
「どんな感じで、殺すか、迷う…」
何故なら、俺が危険信号を感じ取れるのだ。
「あいつらは、どっぷりだな」
いろいろ考えた、確かにアルコールを水道に流し込むのもいい。でも、不味いことがやったことがあるということと、それで死ななかった場合だ。
バファリンでも、効かないかもしれない。 教員は、俺を知り合いなら、誰でも入院させることができる権限を持っている。
「さぁ、どうするか、だ」
そこで、俺がいた都内に戻ることにした。 ふーん。【品川事件容疑者、死刑目前?】か…。と、その時、俺は閃いた。
「全国の警察署で、火事があり、死者は三千人を超えるとのことです。さらに、火をつけた人間は、拳銃をもって、逃走した、品川事件の死刑囚、藤森 光也との事で、この速報は、ネットでも取り上げられ、炎上を…」
これで、いい。そして、もう一つは【この時限式爆弾だ】。
俺は、学校の近くに行き、直ぐに自宅へ帰った。
さぁ、始まる。
「たった今、入ったニュースです。速報です、藤森死刑囚が、都内某区に置きまして、立てこもりを行っているとのことです」
その映像が映し出されると、俺は、スイッチを押した。
「やっぱ、お前か」
…やばい、かなりやばい。
「なんで、馬鹿女がここにいる?」
女は、「トーコから聞いた」と答えた。
「それより、どんな仕掛けか、見当がついたよ。お前の頭、異常だろ?」
俺は、焦った。
「なら、家を出よう?」
「そうしたいのは、山々なんだけどさ。お前、もう戻れないから」
俺は、にやけた。女は、尋常じゃない目で、俺をにらむ。
ナイフが、一閃と流れる。それをよけると、俺は女を投げ飛ばした。
「へぇ、やるじゃん」
そして、俺はナイフで頭を抉られた。
噂だが、関東圏のあるギャラリーが爆発事故を起こしたらしい。
そして、女が犯人のようだ。【名前は、両儀 式】。
そして、また噂は広まる。その女がアスラム酷の一員であることが疑わしく、死んだようで、遺体が一体あった。との事だった。
第七章 偽装2
噂…それは、風のようなもの。しかし、噂は強くなれば強くなるほど、再検証ができ、再現できる。そう、完璧に。
でも、自然は、どうか?- 無理である。
自然は、風化があり、完璧な姿に戻すことはできない。
さらに言えば、風化した風は、いいものだが、噂は、頭に残り再現化され、人間には忌み嫌われるものとなる。
噂に頼る、私からすると、噂というのは、悲しみでしかない。
いくら、再現しようと、現象を起こそうと、それは悲しみでしかないのだ。
肉を食らう、私たち【忌み嫌われ】からは、到底、幸せなど運ぶものではない。
その噂の一員に、君たちも会うことになるだろう。
そう、いつかの彼のように。
目が充血したら、怠さで仕事を休み続けたら、彼より手のかかる私、【噂】に会うことになるだろう。
そんな中、彼は【噂の中に引きこもった】どこにいるのかも、地球ではわからない。
むしろ、遺体が見つかった時点で、彼は社会から孤立した。
さぁ、新たなゲームは、幕を下りたのだ。
第八章 夢
今日も式は来ない。橙子さんの話だと、アメリカに行ってるらしい。ということを電話で聞いた。そう、橙子さんと式は、リフレッシュのためにハワイで男をナンパしに行ったのだ。
「式、僕がいながら…」
電話が鳴る。
「はい、橙子さん?え、資料ですか?はい、ああ〇▽証券の見積もりできたかですか?はい、出来ました。で、橙子さんたちはいつ帰るんですか?え、ギャンブルに飽きたら?カジノってまさか…」
僕は、思った。ギャンブルにまで手を出されたら…。
「退職金は、0円だぁ~」
で、心臓だけが残った式を目の前にしている私だが…。
「橙子、お前このペテン師」
そんな声が聞こえても、おかしくない。私は、裏の本業、人形師の仕事にとりかかっていた。
「心臓だけとは、今までの中で、一番きつい仕事のランクだよ、全く、式」
橙子は、涙を流しながら、作業していた。 そんな私を助けたのが、4人でとった事務所の写真だ。
「このそっけない、笑顔。また見たいわね」
噂…【魔術に等しい、この三下】は、日常的に生まれては消え、、また生まれる。
この現象に、噂は憤りを隠せない。
こんなサイクルで、生まれた噂は、言わば世間話の延長で、恨まれるしかないことに腹を立てている。
こんな噂が耳にできた。
ギャラリー〇▽の経営者である、親族が死んだという一報だ。
何故、彼らは焼身自殺をしなければ、ならなかったのか?それはわからない。
けど、私は言える。早く、【彼の魔術を止めなければ】と。
人間の魔力など、これっぽっちもない。言うなれば、ミジンコ程度だ。だから、枯渇するなりすればいいことだが、魔力を断つには、そもそも【何の魔術を使っている】か?にと歌うする疑念がある。
それを明かさない限り、【彼は、世界を食らう】だろう。
噂から始まった殺人事件。テロリストの犯行と呼ばれ、アスラム酷の侵攻と、ニュース番組で言われ続けた、噂は終結していようとしていた。
しかし、アナウンサーたちの【言い訳】が噂を凌駕し、このところ静かになりつつある日本をまた、悲鳴の国へとなり立たせようとしていた。
そう、私は【言い訳】。今、死の世界にいる。
【噂は、もう私を責める】だけだ。
言い訳は、他人の感情をいいあわせられないときに、よく言われる。それは、物事の死に等しい。
言い訳は、独立した国から世界へと、広まり、私の居場所をつかもうとしていた。
しかし、私はもう死んでいる。
遺体も出ている。聞こえるのは、【死んだ噂だけ】だ。
私は、駅を出て都会へと行く。あの馬鹿女は、死んでいない。何故なら、私は言い訳しかしないペテン師だからだ。
だから、勅勘で分かる。
フェラーリを使い、車で都会に乗り付ける。 でも、外国車は、乗り捨てる。
いくら、運転手が乗ろうと、ガソリン代だけしか、掛からない。この車を盗んだら、保険金は、バカ高く出るだろう。
そう、ペテン師だからだ。
私は、次の死を待っていた。
この世界には、見えているものでは、もう【死に達するもの】は、いない。しばらくは、だろうが。
金髪の髪は、少し慣れていない。
本当に鬱陶しい。
「あの女は、馬鹿だ。そう易々と死ぬような霊じゃない」
言い訳ある私は、ふと目に映る【株安大損】の記事。
喧噪な街中は、退屈ばかりだ。
私は、建築業者の会社員であり、社長だ。で、オカルトマニアでもある。
「式の体は、心臓だけになった。黒桐には、社員旅行と言っておいたが…」
私は、煙草を投げ捨てた。
「こんなミジンコになった、式を…。どうやって復元しろというんだ、この馬鹿者!」
私は、今。瓶に入ってる心臓に向かって言う。
本を読む、これで20冊になる。
どうしても、復元のきっかけになるようなものはない。…いや、あるにはある。
しかし、これは「魔術だ」。
私は、とある仕事で片づけ終わったゲームソフトを思い出した。
その少年曰く、「ホムンクルスになった、戦乙女が…」だそうだ。
「第一、器など。聖杯戦争でなければ、用いられなかった。さらに言えば、あれは禁じ手だ。」
私は、式の望むものを考えた。
式は、平静を望んでいた。そして、病んでいた。殺人欲求が強い、しかしそれは本人の意思ではなく、「不公平だ」というSOSなのだ。
だから、式の望んでいるものを本当に私は知っている。そして、諦めている。
私は式に、まだ知り合ったころだが、「殺人を成立」させた。わざとだ。
しかし、それは彼女の本心でないことは明白だった。
だから、私は思う。
彼女は、「綺麗な【ガラス】だ」、と。
僕は、今。建築現場で事務処理を終えた後の、現場に出向いている。
最近は、爆弾テロもあり、この校舎もとんでもない被害にあっていた。
でも、これは【単独犯ではない】、のは明白だった。
素人が見たら、分からないだろうが、臭うのだ。思い切った、アルコールと炭の合成のにおい。しかも、天井から上しか伸びない、煙の跡。さらに、床は、雑巾で擦れば、綺麗になる。
そう、単独犯では、比べ物にならない量の簡素爆弾だ。
タイマー式であったのだろう。それなら、一度に爆破することは可能だ。しかも、【校舎全域で、火薬が誘爆すれば】の話だが。
僕が気になったのは、プールの水が全て蒸発していたことである。そして、気になった原因が、プールの水が、【白く濁っていた】ことだった。
当然、水が蒸発するなら、それだけの火力があるということ。
でも、それはおかしい。
なら、何故付近の住宅にも、20㎝直径のコンクリート片が飛ばなかったのか?さらに、プールの水が、全てなくなり、貯水タンクに煙が充満したのか?さらに言えば、これは親族から聞いた話だが、【貯水タンクの付近にあった水が、何故真っ白に染まっていた】のか?
これは、僕の推測だが、ダイナマイトは、火薬に金属類の粉を入れ、作られている。だったら、貯水タンク付近の水は、黒くなる。だが、白いといえば、CO2が混ざった。ということになる。
それなら、合意はつくが…、簡易爆弾は、簡単に作れる代わりに、臭いで分かる。アルコールを使っているからだ。
しかし、それは気づかれなかった。と、すると…。
僕は、思った「不可能だ」。
ペテン師は、殺し過ぎたのか、何かの間違いなのか、分からなかった。
「人が、まったくいない…」と。
【言い訳のアヤメ】もこれで終わる。
彼は、幻覚を見ていたのだ。
物体を模写するなど、不可能に近い。しかも、自在に動かすなどとは…。
彼は、【噂であり言い訳】だ。
しかし、【言葉でアヤメ】をする我々人間からしたら、どうしようもないサーカスに近いだろう。
しかし、彼は気づくのだ。
彼の人生は、途方もないところで幕を下ろされ、その世界は、リセットされる。
人の生死ではない、彼の幻覚によって、起きたこと自体が、夢に終わるのだ。
そう、【射影腑写】は、幻想の中の一人の人間の傲慢の人生を、【進んでもいけない戻ってもいけない一人舞台】として表しているウソつき話なのだから…。
THE END
原作:「空の境界」二次創作物
著 大蛇 真琴
あとがき
こんばんわ、大蛇っす。
今回は、サクサクと話が盛り上がるストーリーに書き上げることが出来ました。でも、原作重視で行きたかったので、お話はここまでにいたしました。
1日で、30ページ越えも書いた時もありました。なかなかいい調子と、絶賛です。
いやー。魔術ちっくな能力も、完全な消滅をしましたね。
その魔術の能力で、どんだけ迷惑かけたんだよw
タイプムーンのシナリオは、貶さずに、主人公設定なども、「外伝」ということで、設定はそのまま、でもIFワールドとして、書き上げています。
タイプムーン様から、クレームが出た場合、どうしましょwww
では、またお会いすることを願い、SEE YOU!
+注意+
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