不明のマレーシア機 シミュレーターにインド洋への航路
おととし3月、北京に向かう途中に消息を絶ったマレーシア航空の旅客機について、マレーシア政府のリャオ運輸相は、操縦していた機長が使っていたフライトシミュレーターの中に、機体が墜落したとみられるインド洋に向かう航路が残されていたことを明らかにしました。
乗客乗員239人を乗せたマレーシア航空370便は、おととし3月、マレーシアの首都クアラルンプールから北京に向かう途中に消息を絶ち、現在も機体が墜落したとみられるオーストラリア沖のインド洋で捜索が続けられています。
これについて、マレーシアのリャオ運輸相は国営通信に対して、機体を操縦していたザハリー機長の自宅から押収されたフライトシミュレーターを分析した結果、墜落したとみられる付近に向かう航路のデータが残されていたことを明らかにしました。
一方で「シミュレーターには数多くの航路が残されていた」とも述べ、機長が意図的にインド洋まで航行し墜落させたかはわからないとしています。
マレーシア機の捜索は、新たな手がかりが見つからないかぎり、年内に事実上、打ち切られることになっていて、原因の解明につながるフライトレコーダーなどが発見されるかが焦点となっています。
これについて、マレーシアのリャオ運輸相は国営通信に対して、機体を操縦していたザハリー機長の自宅から押収されたフライトシミュレーターを分析した結果、墜落したとみられる付近に向かう航路のデータが残されていたことを明らかにしました。
一方で「シミュレーターには数多くの航路が残されていた」とも述べ、機長が意図的にインド洋まで航行し墜落させたかはわからないとしています。
マレーシア機の捜索は、新たな手がかりが見つからないかぎり、年内に事実上、打ち切られることになっていて、原因の解明につながるフライトレコーダーなどが発見されるかが焦点となっています。