LGBTであること知られ自殺した学生の両親が大学を提訴

LGBTであること知られ自殺した学生の両親が大学を提訴
いわゆる性的マイノリティー、「LGBT」であることを友人たちに知られ、自殺した大学院生の両親が、相談を受けていた大学などに賠償を求める訴えを起こしました。5日から始まった裁判で、大学側などは訴えを退けるよう求めました。
東京の一橋大学法科大学院の3年生だった男性は去年4月、男の同級生に好意を打ち明けたところ、無料アプリ、LINEなどを通じて友人たちに言いふらされ、大学の担当者に相談しましたが、4か月後、授業中に自殺を図って、亡くなりました。
男性の両親は自殺を図ったのは大学の不適切な対応が原因で、同級生にも言いふらした責任があるとして、合わせて300万円の賠償を求める訴えを起こしました。
5日から東京地方裁判所で始まった裁判で、大学や同級生側は訴えを退けるよう求めました。
裁判のあと男性の家族は会見を開き、「同級生の理不尽な行動で追い詰められ、大学側もサポートせず、放置したことは許せません」と述べました。
両親の弁護士は「同性愛者だと言いふらされると、傷ついてしまう社会だということが問題の背景にある。裁判を通じて、何かが変わるきっかけになってほしい」と話しました。
一方、一橋大学は「ご冥福を心より、お祈り申し上げるとともに、ご家族の皆様に謹んで哀悼の意を表します。大学の立場は裁判で明らかにしていきたい」とコメントしています。