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トランプ氏は集会で泣き出した赤ちゃんにも敵意、波紋広がる

TBS系(JNN) 8月4日(木)7時28分配信

 アメリカ大統領選挙をめぐり共和党のトランプ候補が党幹部に対して敵意をむき出しにしただけではなく、集会会場で泣き出した赤ちゃんにまで矛先をむけ、波紋が広がっています。

 実業家で共和党大統領候補のトランプ氏は2日、有力紙ワシントン・ポストとのインタビューのなかで、再選を目指して今月、党内の予備選に臨むライアン下院議長と2008年の大統領候補だったマケイン上院議員の2人について、「現時点では支持をできない」と表明しました。

 2人はトランプ氏支持を打ち出しているものの、ライアン氏はトランプ候補の過激な発言に不快感を示す場面が多く、マケイン氏は党大会を欠席するなど距離を置いています。トランプ候補の姿勢は党幹部に対するものとしては極めて異例ですが、ライアン氏陣営も声明で「誰もトランプ氏の支持を依頼していない」と反発しています。

 こうしたなか集会会場でのトランプ候補の発言が別の波紋を広げています。「赤ちゃんが泣いても大丈夫。赤ちゃんは大好きさ、なんていい泣き声だ。可愛い赤ちゃんだね」(トランプ氏)

 こう話したのもつかの間・・・

 「ほんの冗談さ。赤ちゃんを外に出せ。問題ないよ。話している間に赤ちゃんが泣くことを私が喜んでいる、とお母さんは本当に思っちゃったんだね。そこのところが分からなくても仕方ないですね」(トランプ氏)

 これまでにトランプ候補は集会で抗議をする人物などをたびたび排除してきましたが、赤ちゃんに矛先を向けたのは初めてとみられていて、暴言癖がおさまりません。(04日00:04)

最終更新:8月4日(木)12時53分

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