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保安トラブルで全旅客検査やり直し 大混乱

乗客の保安検査すり抜けがあり、混雑する新千歳空港出発ロビー=2016年8月5日午後2時10分ごろ、読者提供

 5日午後0時15分ごろ、北海道千歳市の新千歳空港国内線ターミナルで、女性客1人が保安検査場の金属探知機を通過せずに保安区域に入った。国土交通省新千歳空港事務所によると、これを受けて安全確認のために午後1時5分、国内線の出発便全便の運航を一時停止。既に保安区域に入っていた他の客の検査もやり直した。乗客の保安検査は午後2時半ごろに再開され、遅れていた出発便は午後3時ごろから順次離陸を始めた。

 この影響で一時、国内線の19便が出発を見合わせるなど運航ダイヤが大きく乱れ、空港内は夏休み中の利用客などで大混雑となった。

 このトラブルには、リオデジャネイロ五輪の競泳男子400メートルリレー日本代表で札幌市出身の小長谷研二選手(29)=岐阜西SC=の応援に向かう途中だった母の友子さんら家族も巻き込まれた。

 友子さんによると、午後2時5分発の全日空便で成田空港に向かう予定だった。午後1時半前に搭乗手続きを済ませたが、保安検査場付近は大勢の人であふれていて、蒸し暑さのために高齢者や子供たちが疲れて座り込むなどしたという。

 成田発の接続便には間に合う形で運航が再開。リオ五輪は施設の準備や治安面などで、大会開催の不安材料が指摘されているが、友子さんは「こちらでトラブルにあったので、リオでは大丈夫だと思う」と前向きにとらえていた。【野原寛史、江連能弘】

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