迅速な対応は国民の党が引き受けた。国民の党は賢い。THAAD反対の党論と外交事案を分離した。韓中外相会談の翌日だ。「公開の席上で手を振る外交的無礼に対し深刻な遺憾を示す」(ソン・グムジュ首席報道官)。第2野党の反論は際立っていた。超党外交の面貌を見せた。朴智元(パク・チウォン)非常対策委員長は1日に星州(ソンジュ)を訪れた。セヌリ党は反発した。民心を刺激するということだ。だがセヌリ党の住民説得は不十分だ。外交対応も怠慢だ。
政権は沈滞状態だ。発足時とは対照的だ。朴槿恵政権の始まりはしっかりしていた。節制の端正さは権力の気勢を高めた。それから3年6カ月。権力周辺はごたごたしている。「大統領の人々」はためらう。彼らのイメージは泥沼の中のぬかるみだ。禹首席秘書官のふんばりとは記録的だ。
セヌリ党強硬親朴派の評判も似ている。彼らは総選挙敗北に対してまだ弁明調だ。親朴の将来は消滅だ。その運命は不可避だ。海千山千の経験だけがそれを予感する。親朴筆頭の徐清源(ソ・チョンウォン)議員がそんな人だ。彼は2度後退(国会議長、党代表出馬断念)した。政局の糸口を開いた。節制はその予感から出たのだろう。
政権の乱調は勝負意識の喪失のためだ。5年単任制は躍動的だ。国政の流れは曲折だ。反転と再逆転が続く。勝負意識は選択と集中で鍛練される。4月の総選挙敗北後に機会があった。先月青瓦台でセヌリ党議員の会合があった。その時が政局主導権奪還の機会だった。朴大統領の派閥解体宣言は切実だった。だが決断はなかった。
洪満杓(ホン・マンピョ)、陳ギョン準(チン・ギョンジュン)の腐敗暴露も機会だった。それは逆説で作動させる素材だった。青瓦台は腐敗清算の旗印を掲げる機会だった。イシュー転換の先制的好機だった。だが機会は消えた。その回避と無能力は禹首席秘書官の存在のためだろう。検察は逆攻勢に遭っている。野党の高位公職者不正捜査処新設の要求は激しい。機会を逃せば困ったことになる。勝負意識が再充電されなければならない。そうでなければ権力沈滞は深まる。国政乱調から抜け出るのは大変だ。
パク・ボギュン論説委員
政権は沈滞状態だ。発足時とは対照的だ。朴槿恵政権の始まりはしっかりしていた。節制の端正さは権力の気勢を高めた。それから3年6カ月。権力周辺はごたごたしている。「大統領の人々」はためらう。彼らのイメージは泥沼の中のぬかるみだ。禹首席秘書官のふんばりとは記録的だ。
セヌリ党強硬親朴派の評判も似ている。彼らは総選挙敗北に対してまだ弁明調だ。親朴の将来は消滅だ。その運命は不可避だ。海千山千の経験だけがそれを予感する。親朴筆頭の徐清源(ソ・チョンウォン)議員がそんな人だ。彼は2度後退(国会議長、党代表出馬断念)した。政局の糸口を開いた。節制はその予感から出たのだろう。
政権の乱調は勝負意識の喪失のためだ。5年単任制は躍動的だ。国政の流れは曲折だ。反転と再逆転が続く。勝負意識は選択と集中で鍛練される。4月の総選挙敗北後に機会があった。先月青瓦台でセヌリ党議員の会合があった。その時が政局主導権奪還の機会だった。朴大統領の派閥解体宣言は切実だった。だが決断はなかった。
洪満杓(ホン・マンピョ)、陳ギョン準(チン・ギョンジュン)の腐敗暴露も機会だった。それは逆説で作動させる素材だった。青瓦台は腐敗清算の旗印を掲げる機会だった。イシュー転換の先制的好機だった。だが機会は消えた。その回避と無能力は禹首席秘書官の存在のためだろう。検察は逆攻勢に遭っている。野党の高位公職者不正捜査処新設の要求は激しい。機会を逃せば困ったことになる。勝負意識が再充電されなければならない。そうでなければ権力沈滞は深まる。国政乱調から抜け出るのは大変だ。
パク・ボギュン論説委員