待機児童2万人解消 補正予算で前倒し整備へ 厚労相

待機児童2万人解消 補正予算で前倒し整備へ 厚労相
塩崎厚生労働大臣は、待機児童の解消に向け、来年度末までに50万人分の保育の受け皿を確保する政府の方針について、「前倒しして進めたい」と述べ、今年度の第2次補正予算案に、およそ2万人分の保育施設の整備に必要な費用を盛り込む考えを示しました。
政府は、待機児童の解消に向けて、来年度・平成29年度末までに50万人分の保育の受け皿を確保する方針です。
これに関連して、塩崎厚生労働大臣は5日の閣議のあとの記者会見で、「来年度に予定している保育施設の整備がおよそ4万人分あるが、このうち2万人分に必要な整備を今年度の補正予算で行うことを考えている。前倒しして進めていきたい」と述べ、今年度の第2次補正予算案に、およそ2万人分の保育施設の整備に必要な費用を盛り込む考えを示しました。
そのうえで塩崎大臣は、「女性の就業が進む中、待機児童が解消されるように、保育の受け皿の整備と保育人材の確保に、より力を込めて取り組んでいきたい」と述べました。